2021年卒 マイナビ企業新卒採用予定調査
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、「2021年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」を発表しました。本調査は、企業の新卒採用に対する意識や採用活動全体の動向を把握することを目的に、2001年(2002年卒)以来、毎年実施しています。調査結果の概要は以下の通りです。
■新型コロナウイルスの影響で新卒採用スケジュールはどう変化するか
「ES結果通知」「面接」「内々定出し」開始時期が後倒しに
当初はここ数年続いている学生の売り手市場を背景に企業側の競争が激しくなるため、各フェーズが前倒しで実施されると予想されていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で、合同企業説明会が相次いで中止になるなど様々な影響が出ている。
本調査の結果から新型コロナウイルス感染拡大はこの新卒採用スケジュールにどのような影響を及ぼしているかを検証するために、2月中に回答のあった企業と、感染拡大のニュースが大きく報道され始めた3月に回答のあった企業の回答結果を比較した。
【2月中】に回答のあった企業では当初予想したとおり「前倒し傾向」がみられたが、3月以降に回答のあった企業では、「ES結果通知」「面接」「内々定出し」の開始時期が1か月ほど後倒しになる様子が見られた。新型コロナウイルスの影響を受け、学生との接触機会が限定された結果、採用活動における選考フェーズが後倒しになっているようだ。
■「特に注力した採用手法」「今年から導入した採用手法」に新型コロナウイルスの影響が「特に注力した採用手法」のトップは個人面談(36.5%)、「今年から導入した採用手法」で大きく増加したのはWEBセミナー(16.9%、前年比+9.6pt)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために大規模イベント自粛要請が出され、合同企業説明会や大人数での会社説明会が中止・延期されている。こうした環境下で選択される採用手法にも影響がでているようだ。
「特に注力した採用手法」としては「個人面談」が最も多く36.5%だった。前年からトップではあったが割合は4.3%増加している。
また、「今年から導入した採用手法」としては大きく増加したのはWEBセミナー」で16.9%、前年の7.3%から+9.6%増加していた。
企業側は学生との接触機会をもつために「少人数化する」「WEB化する」などの対策を講じている様子が窺える。
■採用予定数はいずれの属性でも「前年並み」が多数
2021年卒の採用予定数はいずれの属性でも「前年並み」が最も高いが、特に「大学(文系)」「大学(理系)」では半数を超えている。
「大学(文系)」「大学(理系)」についてはやや「増やす」が減少しているが、ここ数年の経年変化と併せて考えると、これまでの高い採用意欲を維持した状態が続いていると考えるのが適当だろう。
■20年卒入社予定は19年卒入社実績を下回り、予定数を満たせたなかった企業が多かった模様 一方、21年卒採用予定数は20年卒入社予定を7.8%上回る数値で設定されている
学生の売り市場が続く環境のなか、20年卒入社予定数は19年卒の入社実績数を下回る結果となった。21年卒の採用予定数が20年卒の入社予定数を上回って設定されている点は前年と同様の傾向だが、その増加幅は+7.8%と前年と比較するとやや少ない印象を受ける。より現実的な目標数値が設定されていると考えられる。
各項目データの詳細は『データ編』(PDFデータ)を参照ください。
調査名 | 2021年卒マイナビ企業新卒採用予定調査 |
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調査目的 | 2021年卒新卒採用活動の実態と傾向の把握、及び今後の推移分析 |
調査期間 | 2020年2月13日(木)~3月6日(金) |
調査方法 | ・新卒採用実績のある国内企業に回答用紙を郵送 ・採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」会員にメールマガジンにて案内 ・マイナビ2021利用企業担当者様宛にメールマガジンにて案内 ・弊社営業担当より、各企業様にご案内 |
回答方法 | ・採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」掲載のWEBフォームへ入力 ・回答用紙をFAXにて返送 |
回答 | 1,060社 (上場 292社 ・ 非上場 768社 | 製造 411社 ・ 非製造 649社 | 2月回答企業764社 ・ 3月回答企業296社) |
本調査に関するお問合せ |
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株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ部 メールアドレス:myrm@mynavi.jp |
- 調査・データ 更新日:2020/03/30
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