業界別転職実態白書 #06 広告・情報通信サービス業界
調査概要
- 調査対象 広告・情報通信サービス業界に正社員として勤めており、転職意向のある男女
- 調査期間 2016年3月24日(木)~3月28日(月)
- 調査人数 364名
対象業界(詳細)
1.通信インフラ
2.放送・出版・広告・イベント・コンテンツ制作・配信
3.インターネットメディア・関連サービス
4.システム開発
調査結果の解説
広告・情報通信業界に正社員として勤務し、転職意向のある男女364名に調査を実施。
年収
広告・情報通信サービス業界全体の平均年収は452.5万円。年齢別では18〜29歳が392.8万円、30〜34歳が465.6万円、35〜39歳は490.7万円。職種別の平均年収では『企画・マーケティング』が586.1万円で最も高く、『研究開発、品質管理』(501.9万円)、『営業』(498.5万円)が続いている。
平均年収(万円) |
||
---|---|---|
年齢 |
18~29歳 |
392.8万円 |
30~34歳 |
465.6万円 |
|
35~39歳 |
490.7万円 |
平均年収(万円) |
||
---|---|---|
職種 |
全体 |
452.5万円 |
営業 |
498.5万円 |
|
接客・販売促進 |
402.5万円 |
|
企画・マーケティング |
586.1万円 |
|
クリエイティブ、編集、制作スタッフ |
409.6万円 |
|
メディア、PR |
380.8万円 |
|
研究開発、品質管理 |
501.9万円 |
|
オペレーター・アシスタント |
411.6万円 |
|
ITエンジニア・webサイト運営 |
439.5万円 |
|
管理部門・事務 |
391.9万円 |
詳しく知りたくなる求人情報
「詳しく知りたくなる求人情報」の項目では、「モデル給与、平均給与、評価制度など」が54.2%と最も多く、「平均残業時間、残業手当など」「休日休暇制度(有給日数など)」が4割台で続く。他の業界と比較して高いのが「求める人物像(採用条件)」で業界平均が15.8%なのに対して、広告・情報通信サービス業界は21.7%。5.9ポイントプラス。
モデル給与、平均給与、評価制度など |
54.2 |
---|---|
平均残業時間、残業手当など |
42.5 |
休日休暇制度(有給日数など) |
41.1 |
福利厚生制度の詳細 |
32.4 |
仕事のやりがい |
23.4 |
社内の雰囲気や人間関係 |
31.6 |
仕事で活かせる経験、スキル |
26.0 |
評価制度 |
14.8 |
入社後すぐの流れ |
16.2 |
社員の平均年齢 |
10.1 |
募集の背景(理由) |
13.0 |
求める人物像(採用条件) |
21.7 |
将来的な役職、ポスト |
12.8 |
生活環境の情報(家族の生活など) |
6.7 |
経営者の事業戦略や企業理念 |
9.8 |
社員に占める転職者割合 |
7.4 |
商品・サービスの内容、特徴、魅力など |
12.3 |
教育研修制度の詳細 |
7.0 |
配属先メンバーの紹介 |
6.2 |
転職先を決めるポイント
「転職先を決めるポイント」の項目では、「休日が適正に取れて生活にゆとりができる」が48.8%と最も高く、「会社に将来性、安定性がある」(45.2%)、「希望の勤務地である」(38.6%)が続く。また、「新しいキャリア・スキルの修得」が23.4%で、業界平均18.8%より4.6ポイント高い。
休日が適正に取れる |
48.8 |
---|---|
会社に将来性、安定性がある |
45.2 |
残業時間が適正範囲内である |
35.4 |
希望の勤務地である |
38.6 |
転勤が無い(少ない) |
24.5 |
新しいキャリア・スキルの修得 |
23.4 |
会社の事業内容が魅力的である |
23.9 |
実力主義で正当に評価してもらえる |
16.0 |
現在のキャリアを伸ばす事ができる |
22.5 |
専門性のある仕事に集中できる |
12.9 |
意見やアイデアを活かす機会がある |
15.1 |
ミッション・役割が明確である |
9.4 |
優秀な人材と働ける |
16.3 |
研修制度が整っている |
6.7 |
幅広い領域の仕事を任せてもらえる |
10.1 |
経営者が魅力的である |
10.4 |
企業規模や知名度がある |
9.6 |
周りの人が勧める(家族、友人、先輩等) |
2.5 |
仕事のやりがい
「仕事のやりがい」の項目では、「昇給・昇進する」「スキルアップ・自己成長を実感する」が約4割と高く、「興味ある分野の仕事をする」「顧客に評価される・感謝される」が3割前後で続く。
スキルアップ・自己成長を実感する |
39.2 |
---|---|
昇給・昇進する |
39.2 |
興味のある分野の仕事をする |
33.3 |
自分の裁量で仕事を進めることができる |
26.2 |
さまざまな専門知識を取得できる |
21.8 |
顧客に評価される・感謝される |
29.6 |
目標を達成する |
20.6 |
尊敬できる先輩や上司と仕事をする |
24.9 |
自分の働きが会社の利益に直結する |
19.9 |
自分の働きが直接的に報酬に反映される |
21.2 |
責任のある仕事を任される |
17.8 |
新しい事に挑戦できる |
19.1 |
チームで取り組む |
15.1 |
難しい仕事を任せてもらえる |
8.0 |
複雑な課題を解決できる |
7.5 |
人事・採用担当者へ~募集要項作成時のアドバイス~
広告・情報通信サービス業界では、「求める人物像(採用条件)」を知りたがる傾向が強いため、どのような経験・スキルを求めているのかをきちんと伝えることに加えて、異業界・未経験でも活躍できるのかを丁寧に説明することで「自分でも応募できるのだろうか」といった求職者の疑問を払拭することが重要で効果的。また、「新しいキャリア・スキルの修得」が高いのもこの業界の特徴。これまでの経験が活かせる環境であることをPRするだけでなく、経験が浅くてもしっかり育ててスキルが身に付き、一人前になれることを伝えていきたいところ。
-
ここがポイント!
- 業界全体では、給与や休日休暇、残業時間を気にする傾向
- 採用条件と取得できるキャリア・スキルを丁寧に訴求しよう!
- 調査・データ 更新日:2017/12/12
-
いま注目のテーマ
-
-
タグ
-