経営と人材をつなげるビジネスメディア

MENU CLOSE
0 20210524214759 column_knowhow c_careersaiyouresearch

業界別転職実態白書 #02 ものづくり業界

/images/detail/thumbnail.jpg 1

調査概要

  • 調査対象 ものづくり業界に正社員として勤めており、転職意向のある男女
  • 調査期間 2015年11月18日(水)~11月24日(火)
  • 調査人数 600名

対象業界(詳細)

1.電子部品・デバイス

半導体(メモリ・ロジック・ディスクリート・パワー・ファブレス)/半導体テスト・後工程受託/半導体ウエハ/多結晶シリコン/フォトマスク/パネル/スイッチ・コネクタ/コンデンサ/抵抗器/コイル・トランス/モーター/センサ/音響部品/電子回路基板/電源/配電・制御器/水晶デバイス/産業用ランプ・光源/LED素子/二次電池/太陽電池/ICカード・チップ

2.産業用機械

総合重機/重電(電力設備・原子力発電)/風力発電機/防衛/多関節産業用ロボット/工作機械/金型/自動巻線機/プラスチック成形機械/塗装機械/溶接機械/切削工具/繊維機械/食品機械/包装機械/印刷機械/化学機械/運搬機械/排気浄化装置/水処理機械/ポンプ/コンプレッサー/ボイラー・バーナー/動力伝動装置/エンジン/油圧・空圧機器/半導体・液晶製造装置/太陽電池製造・検査装置/電子部品製造・検査装置/計量・計測機器/試験機/建設機械/農業機械/漁業機器・備品/機械式駐車場/エレベーター/産業用空調機器/自動販売機/貨幣処理機/信号・交通機器/光学機器/アミューズメント機器/看板・電光表示器/業務厨房関連機器/動力工具

3.民生用電子機器

総合電機/テレビ/ビデオ・DVDレコーダー/カメラ/TVゲーム/カーナビゲーション/音響機器/家事・台所用家電製品/民生用空調機器/家庭用浄水器/ミシン/照明器具/時計

4.輸送機械

エンジン部品(噴射・冷却装置等・ピストン)/排気系部品/パワートレイン/ブレーキ/サスペンション/自動車用電装品/照明・計器/自動車用金属加工部品/シートベルト・エアバッグ/自動車シート/ボディー・内装部品/車両組立/タイヤ/自動車・産業用ゴム製品/船舶機器/航空機器/自転車/オートバイ/特殊車両/フォークリフト/自動車/トラック/造船/鉄道車両/航空機

5.食料・飲料

農場運営・支援/種苗/キノコ栽培・加工/製糖/製粉/製油/配合飼料/食肉 水産業/乳業・乳製品/ハム・ソーセージ/卵加工品/水産加工品/即席めん/製パン/菓子/調味料類/調味・レトルト食品/冷凍食品/漬物・煮物・大豆/米飯・惣菜ベンダー/健康食品/清涼飲料/酒類

6.情報通信機器、生活用品など

情報通信機器製造/機械・電気サービス/たばこ製造/化粧品・トイレタリー製造/衣服・装飾品製造/家具・装備品製造/その他生活用品製造

調査結果の解説

ものづくり業界で正社員として勤務し、転職意向のある男女600名に調査を実施。

年収

ものづくり業界全体での平均年収は475.7万円と、今回の調査における他の業界平均と比較して最も高い結果となった。年齢別に見ると18〜29歳が390.1万円、30〜34歳が479.6万円、35〜39歳は545.3万円。また、職種別の平均年収では、『企画・コンサルティング・調査』が658.7万円で最も高く、『システムエンジニア』(548.5万円)、「設計」(544.6万円)が続く。

平均年収(万円)
年齢
18~29歳
390.1万円
30~34歳
479.6万円
35~39歳
545.3万円
平均年収(万円)
職種
全体
475.7万円
企画・コンサルティング・調査
658.7万円
基礎研究
419.4万円
応用研究・先行開発
520.2万円
設計
544.6万円
製造
396.5万円
システムエンジニア
548.5万円
管理部門
455.5万円
商品・製品開発・マーケティング
499.4万円
営業
498.6万円

詳しく知りたくなる求人情報

「詳しく知りたくなる求人情報」の項目では、「モデル給与、平均給与、評価制度など」と回答した人が5割を超えて最も多く、次いで「平均残業時間、残業手当など」「休日休暇制度(有給日数など)」が4割前後で続く。転職の場合、年収面で「現状以上」または「現状水準を維持」と考える人が多いのは当然だが、加えて業界の平均年収が高い水準であることも、報酬への関心を高めている要因と言えそうだ。

詳しく知りたくなる求人情報
モデル給与、平均給与、評価制度など
54.2
平均残業時間、残業手当など
42.0
休日休暇制度(有給日数など)
38.8
福利厚生制度の詳細
30.8
仕事のやりがい
24.3
社内の雰囲気や人間関係
29.3
仕事で活かせる経験、スキル
23.7
評価制度
15.3
入社後すぐの流れ
13.8
社員の平均年齢
11.7
募集の背景(理由)
14.3
求める人物像(採用条件)
17.5
将来的な役職、ポスト
11.5
生活環境の情報(家族の生活など)
9.0
経営者の事業戦略や企業理念
8.2
社員に占める転職者割合
9.2
商品・サービスの内容、特徴、魅力など
13.2
教育研修制度の詳細
7.7
配属先メンバーの紹介
7.5

転職先を決めるポイント

「転職先を決めるポイント」の項目では、「会社に将来性、安定性がある」が49.3%で最も高いほか、「休日が適正に取れて生活にゆとりができる」「希望の勤務地である」がそれぞれ47.0%、43.7%で続いており、こちらでも企業としての安定感や働きやすさを重視したいという転職者の心理がうかがえる。

転職先を決めるポイント
休日が適正に取れる
47.0
会社に将来性、安定性がある
49.3
残業時間が適正範囲内である
37.8
希望の勤務地である
43.7
転勤が無い(少ない)
22.7
新しいキャリア・スキルの修得
16.5
会社の事業内容が魅力的である
23.8
実力主義で正当に評価してもらえる
14.2
現在のキャリアを伸ばす事ができる
19.2
専門性のある仕事に集中できる
15.2
意見やアイデアを活かす機会がある
9.8
ミッション・役割が明確である
11.0
優秀な人材と働ける
13.0
研修制度が整っている
8.8
幅広い領域の仕事を任せてもらえる
6.5
経営者が魅力的である
8.2
企業規模や知名度がある
10.8
周りの人が勧める(家族、友人、先輩等)
4.0

仕事のやりがい

「仕事のやりがい」の項目では、「昇給・昇進する」が44.8%と最も高く、「スキルアップ・自己成長を実感する」「興味ある分野の仕事をする」が続く。

仕事のやりがい
スキルアップ・自己成長を実感する
40.5
昇給・昇進する
44.8
興味のある分野の仕事をする
36.0
自分の裁量で仕事を進めることができる
22.5
さまざまな専門知識を取得できる
20.5
顧客に評価される・感謝される
21.0
目標を達成する
21.2
尊敬できる先輩や上司と仕事をする
26.7
自分の働きが会社の利益に直結する
20.2
自分の働きが直接的に報酬に反映される
22.5
責任のある仕事を任される
18.8
新しい事に挑戦できる
23.2
チームで取り組む
16.5
難しい仕事を任せてもらえる
8.8
複雑な課題を解決できる
9.8

人事・採用担当者へ~募集要項作成時のアドバイス~

全体的に年収面への強いこだわりが顕著であることから、求人広告等では、それぞれの経験やスキルに十分に応える事ができる報酬体系などについて伝えたいところ。例えば「前給保証がある」「明確な評価基準で、成果を報酬に直結できる」など、具体的な制度や例を交えながらアピールしたい。また、技術者が多い業界だけに、「どんな業務を手がけることができるか」について詳しく説明することも重要。「事業領域が広く、技術者として様々な業務にチャレンジできる」「特定の分野に特化したスペシャリストが多く活躍している」「技術者としての経験を新たな領域(技術営業)で活かせる」など、幅広いキャリアパスがある場合にも、関連する情報をしっかりと伝えることが大切だ。

  1. ここがポイント!

    • 平均年収が高いモノづくり業界では、報酬に対する関心が極めて高い
    • 求人広告では、高報酬、企業の安定性、技術の詳細、仕事のやりがいなどをアピールできるかがカギ
  • 調査・データ 更新日:2017/12/12
  • いま注目のテーマ

RECOMMENDED

  • ログイン

    ログインすると、採用に便利な資料をご覧いただけます。

    ログイン
  • 新規会員登録

    会員登録がまだの方はこちら。

    新規会員登録

関連記事