2020年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種の就職・転職情報サービスを行う株式会社 マイナビ(本社:東京都千代田区/代表取締役社長 中川信行)は、このたびマイナビ2020会員を対象に就職に関する調査を行いました。2019年1月28日時点でマイナビ2020に登録している会員にWEBDMを配信。5.694名から得た結果を発表いたします。
■インターンシップ参加割合は8割。参加したいプログラムは「参加することで学びがある」がトップ。
「インターンシップに応募や申込みをした経験のある学生」は、88.7%と前年の90.7%より2.0pt減少しているが、実際に参加したことがある学生は79.9%と前年の78.7%から1.2ptと僅かではあるが増加し、ほぼ8割の学生がインターンシップに参加する結果となった。(図1)
参加社数をみると、一人当たりの平均参加社数は3.6社と前年を0.4社下回っている。(図1)これを、初めてインターンシップに参加した時期が「昨年9月以前」の学生と「昨年10月以降」の学生で比較したところ、「昨年9月以前」から参加している学生の平均参加社数は4.6社であったのに対し、「昨年10月以降」に参加し始めた学生では1.9社と大きな差がみられた。単純に参加社数を絞り込んでいるというわけではなく、インターンシップへの参加自体が二極化していると推察できる。(図2)
行きたいインターンシップを探す際に重視することを複数回答で聞いたところ、上位3位までに「志望業界」(68.7%)、「志望企業」(50.4%)、「志望職種」(47.5%)等、自らの職業探索的役割を担うものが入り、続いて「プログラム内容」(47.0%)が僅差で続いた。(図3)「プログラム内容」を選択した学生に、行きたいと思うプログラムを聞いたところ「参加することで学びがある」(73.7%)が突出して1位で、「フィードバックがもらえる機会がある」(52.7%)が2位であることから、学生はインターンシップに対し「学びや気づき」を得られることを期待しているようだ。(図4)
■6割が「大学3年生、院1年の前期」にインターンシップへの参加をスタート
初めてインターンシップに参加した時期については「昨年8月」が35.0%で最も多く、3人に1人強の学生が、「大学3年生、院1年の8月」にインターンシップデビューを果たしている。大学入学後~2年までの低学年時、「大学3年生、院1年」の前期(昨年4月~9月)、後期(昨年10月以降)に分けて比較すると6割が「大学3年生、院1年の前期」にインターンシップへの参加をスタートさせている。低学年時にインターンシップデビューした割合は10.9%であった。(図5)インターンシップに参加した目的(複数回答)は、全体では1位「特定の企業をよく知るため」(65.5%)、2位「自分が何をやりたいのかを見つけるため」(49.5%)、3位「志望企業や志望業界で働くことを経験するため」(45.5%)であった。(図6)
■インターンシップ以外の就職活動準備は前倒し傾向。「不安と焦り」から準備を開始
インターンシップ以外に準備として行ったこと(複数回答)としては、「学内ガイダンス(企業参加なし)」(65.9%)、「就職情報サイトに登録した」(64.1%)、「気になる企業の採用ホームページを見た」(59.1%)、「(業界研究EXPOなどの)合同企業セミナーに参加」(56.0%)、「学内セミナー(企業参加あり)に参加」(53.3%)が上位に来ており、就職活動に関する情報収集への足場を固めている学生が多い。
準備を開始した時期を「昨年9月以前」と「昨年10月以降」で比べてみると、「昨年9月以前」に就職活動の準備を開始した学生が46.6%(前年比8.6pt増)にのぼり、就職活動の準備が前倒し傾向にあることがわかる。(図7)
就職活動の準備を行おうと思った理由は、「就職活動に対する不安を少しでも減らすため」(29.0%)が最も多く、「早く就職活動を始めなければならないという焦りがあった」(27.1%)が続いている。売り手市場といわれる環境の中でも、「不安と焦り」が就職活動準備を開始する理由として多くあげられており、それらを払拭するために情報収集を行う学生の姿がうかがえる。(図8)
調査時点での就職活動の進捗状況については、53.1%の学生が「(あまり+まったく)できていない」と考えている。
調査名 | 2020年卒マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査 |
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実施期間 | 2019年1月28日(月)~2月20日(水) |
調査方法・対象 | 1月28日時点のマイナビ2020会員にWEB DMを配信。 |
有効回答数 | 5,694名 |
学生の属性データ<文理男女別>
回答数 | 比率 | |
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文系男子 | 1,089 | 19.1% |
理系男子 | 975 | 17.1% |
文系女子 | 2,738 | 48.1% |
理系女子 | 892 | 15.7% |
総計 | 5,694 | 100.0% |
本調査に関するお問合せ |
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株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ部 メールアドレス:myrm@mynavi.jp |
- 調査・データ 更新日:2019/03/13
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