【海外の大学で学ぶ正規留学生や交換留学生主対象】マイナビ国際派就職 日本人留学生就職モニター調査 8月の活動状況
■内々定率33.2%。国内学生と日本人留学生の内々定率では大きな差が。
今年8月に調査した「日本人留学生就職モニター調査 8月の活動状況」(有効回答数:253名)によると、日本人留学生の「内々定率」は33.2%( 「内々定を得た」+「入社先を決めて就職活動を終了した」)となりました。7月末時点での国内学生の内々定率は73.1%*¹で、日本人留学生の内々定率と大きな差があります。
日本人留学生の内々定率が低い理由として考えられるのは、新型コロナウイルスの影響で予定より早く帰国したことによる就職活動の準備不足や、合同企業説明会の中止、企業の採用活動時期の遅れや中止などが考えられます。特に留学経験のある学生を積極的に採用しているホテル・旅行・航空業界に対する新型コロナウイルスの影響は大きく、そのような業界を志望していた学生が、就職活動を続ける中で業界を変えて活動したことも考えられます。
Q1.現在の就職活動状況について(n=253)
■ WEBを活用した採用がスタンダードになる一方で不安も。企業と日本人留学生との有効なコミュニケーションとは。
日本人留学生は海外に滞在しているという物理的な距離の問題だけではなく、時差の関係もあり、WEBであっても会社説明会に参加すること自体のハードルが高いといえます。さらに、留学中は周りに日本人学生が少なく、日本での就職活動の情報が入りづらいため、日本人留学生は就職活動の開始に出遅れる傾向にあります。また、日本より卒業することが難しい海外大学は、就職活動と学業を両立させることが難しいという声も多いため、より計画的に活動することが必要です。
企業はWEBで説明会や面接を進めており、日本人留学生にとってはこれが採用のスタンダードになることでより活動がしやすくなると考えられます。一方で、すべてがWEB化することで企業と直接会う機会が減り、会社の雰囲気や社員との直接的なコミュニケーションが取れないことから入社への不安につながる懸念もあります。
そのため、帰国のタイミングで最終面接や面談などを対面で行い、学生と企業双方の相互理解を深める機会が必要です。
また、海外の学事日程が日本と異なることから、日本人留学生に向けた定期的な情報発信や採用イベントの開催などを用意することが学生の不安払拭にも繋がる有効なコミュニケーションになると思います。
Q3.日本人留学生が不安に思う内容について(複数回答)
【『マイナビ国際派就職』(https://global.mynavi.jp/)について】
『マイナビ国際派就職』は、留学経験のある日本人を中心としたグローバルな学生と、グローバル人材を求める企業をつなぐ就職情報サイト。「国別就活スケジュール」や「海外留学生のための就活相談」など、お役たち情報やノウハウを豊富に提供しています。夏と冬に開催の『Global Career EXPO』などイベントも充実。その他、日本にいる外国人留学生向けの合同企業説明会「外国人留学生のためのマイナビ就職セミナー」や、海外現地での合同選考会イベント「Career in Japan」の開催など、幅広く展開しています。
- 調査・データ 更新日:2020/10/14
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