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中途採用サポネットでは、中途採用担当者1000人を対象にした「中途採用状況調査」を実施。結果の概要は以下の通り。
人材の過不足感は、「不足している計」が6割強で、「余剰感を感じる計」の3倍以上を占める。16年・17年と同様に、全体的に人材不足な状態が続いている。従業員数別にみると、従業員数が多い企業ほど「不足している計」が高い。業種別で、特に不足感が強いのは『サービス・レジャー』『不動産・建設・設備』。また、『運輸・交通・物流・倉庫』ではおよそ4分の1の企業が「とても不足している」と回答。採用窓口エリア別にみると、人口の多い『首都圏』が最も不足感が強い結果となった。
中途採用を実施した理由は、5割弱の企業で「組織の存続と強化(活性化)」が挙げられる。次いで「年齢など人員構成の適正化」「将来の幹部候補・コア人材の確保」が4割以上。「退職者の増加」以外の理由は、いずれも17年よりも高い割合になっている。業種別にみると、『運輸・交通・物流・倉庫』は「労働時間短縮への対応」が最大の理由で、6割にのぼる。『サービス・レジャー』『医療・福祉』は「退職者の増加」が半数近くで挙げられており、離職率の高さがうかがえる。
2017年と比較した中途採用の実績は、「増えた計」と「変わらない」がそれぞれ4割を占め、「減った計」が2割弱。従業員数別にみると、従業員数が多い企業ほど、「増えた計」の割合が高い。業種別では、『サービス・レジャー』で「増えた計」が低く、「減った計」が高い。人手不足が厳しい状況。採用窓口エリア別にみると、『首都圏』で「大幅に増えた」「やや増えた」がともに高い。
2017年と比較した中途採用活動の印象は、「前年並みに厳しかった」が約6割と多数を占め、16年・17年とおおよそ同傾向。従業員数『300人以上』の企業では、全体より「前年より厳しかった」が高い傾向。業種別にみると、いずれも厳しい傾向は同じだが、中でも『製造・メーカー』は特に厳しい状況。計画通りに採用者数が確保できていないと考えられる。
中途採用で効果のあった手法は、「転職サイト」が5割強で最も高く、「人材紹介会社」「ハローワーク」が4割弱で続く。従業員数『60人未満』企業では、「人材紹介会社」が全体より10pt以上低い。一方で『300人以上』の企業では、「人材紹介会社」が全体より10pt以上高い。
1次面接から内定を出すまでの平均日数は、「1週間以上2週間未満」が3分の1を占め、平均値は15.1日。分布を16年・17年と比較すると、「2週間未満」が増加している。従業員数別にみると、従業員数が大きい企業ほど、長い日数を要する傾向。業種別にみると、『不動産・建設・設備』『運輸・交通・物流・倉庫』『医療・福祉』では「1週間未満」が約3割と、比較的短期間での採用が多い。反対に、『金融・保険』では3割が「1か月以上」かけており、選考が慎重に行われている。
2019年の中途採用の見通しは、半数近くが「経験者採用・未経験者採用ともに積極的」。16年・17年に引き続き、積極採用の傾向。経験者採用と未経験者採用を比較すると、経験者採用の方がより積極的な傾向。業種別にみると、『サービス・レジャー』『運輸・交通・物流・倉庫』『医療・福祉』は、「経験者採用・未経験者採用ともに積極的」や「未経験者採用に積極的計」の割合が高い。人材不足解消のため、経験を問わず、まずは採用者を確保したいという状況がうかがえる。
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