マイナビ 2022年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)
◆これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に応募したことがある学生は93.7%。参加したことがある学生は84.9%で、前年2月と同水準に。
インターンシップ・ワンデー仕事体験に応募したことがある学生は93.7%(前月比2.5pt増)で、参加したことがある学生は84.9%(前月比3.8pt増)だった。今年度は新型コロナウイルスや緊急事態宣言の影響があったものの、前年2月時点の参加率(85.3%)※1と同水準となった。1月の平均応募社数は3.8社、平均参加社数は2.5社で、いずれも前月と同じ数値となった。【図1、2、3、4】
※1 昨年2月の調査とは「2021年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査」を指します。
◆WEB形式のインターンシップを希望する学生は約4割。調査を開始して以来、対面形式を初めて上回る。※3
インターンシップの開催形式について聞いたところ、WEBを希望する学生は合計で39.0%(「絶対にWEBがいい(9.9%)」+「どちらかというとWEBがいい(29.1%)」の合計)だった。一方、対面を希望する学生は37.2%(「絶対に対面がいい(8.5%)」+「どちらかというと対面がいい(28.7%)」の合計)で、本項目の調査を始めた2020年9月以降、初めてWEB形式が対面形式を上回った。1月より11都府県で緊急事態宣言が発令され、外出を控える学生が多かったことや、企業側・学生側ともにWEB形式のインターンシップをうまく活用できるようになり、WEB形式の充実感が増していることが理由として考えられる。【図6】
※3 希望するインターンシップの開催形式の調査は9月より開始しました。
◆志望業種・職種全般の情報はWEB形式のインターンシップで感染リスクを避けながら収集し、 対面形式のインターンシップは志望度に関わらず対面ならではの体験ができるものに参加する。選考を受ける予定の企業以外では、目的によってWEB形式・対面形式の使い分けの傾向が見られる。
開催形式別に、インターンシップに参加した理由を聞いたところ、WEB形式・対面形式ともに「選考を受けようと考えている企業が開催していたから」という回答が一番多かった。現時点で選考を受けたい企業が絞り込めている場合は、開催形式を問わずに参加して情報を集めようとしている様子が分かる。
次に多かった「志望する業種・職種に関する内容だったから」という回答は、WEB形式の方が割合が高い傾向が見られた。志望している特定の企業のものより優先度が低いインターンシップの場合は、コロナウイルスの感染リスクを避けて参加できるWEB形式を選ぶ場合が多いと考えられる。
一方、対面形式のインターンシップの場合は、コロナウイルス感染予防の観点から希少性が高くなっているため、志望の度合いに関わらず対面形式ならではの体験ができることを理由に参加していると考えられる。【図7】
- 調査・データ 更新日:2021/02/17
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