中途採用者の入社後に実施したいフォローとキャリア計画
採用担当者は、採用後に中途採用者が職場で孤立しないよう気を配らなければなりません。現場の上司に、仕事の話だけでなく、状況に応じて、くだけた話題やプライベートの出来事など幅広い話題でコミュニケーションを取るよう促します。上司が積極的にフォローする姿勢を見せれば、他の社員も中途採用者と接しやすくなるからです。
また、採用担当者は、会社としてどのような働きを期待し、どのように成長してほしいかを中途採用者に伝えること必要です。そうすることで、中途採用者は自分の適性や能力を把握しやすくなります。以下のポイントを押さえたフォローアップ面談を実施して、密なコミュニケーションをとることを心がけましょう。この面談は、入社後2週間ほどの早い時期から定期的に実施することが大切です。
● フォローアップの面談に向けて日常的にチェックしたいポイント
- 本人の適正を見て長所・短所を把握し、キャリアアップの道筋を立てる。
- 仕事の進め方や成果の内容を記録する。
- 実務面でどのような成果をあげたかを記録する。
- 今後担当してほしい職務内容を、半年後、1年後などに区切って計画する。
- 遅刻や欠勤、仕事中の様子を確認する。
- 職場に馴染んでいるかを確認する。
中途採用者が、これからどのようなキャリアを積んでいくべきかを判断するために、採用担当者はキャリアプランニングを現場責任者と一緒に立てていきましょう。こうすることで、中途採用者が新しい仕事とこれまでのキャリアとのギャップに苦しむのを防ぐとともに、仕事上の長期目標を明確にできます。
また、企業は、本人の希望や能力を元に、どのような人材になってもらうのか検討できます。入社時から継続的にキャリアプランニングをすることで、企業側は長期的な視点で社員研修や人事政策を考えられるのです。
● 中途採用者キャリアプランニングの内容
- 前職での経験:前職までに積み重ねてきたキャリアを具体的に記入させる。
- 将来像・目標:どのような能力またはポジションにつきたいのか、将来像・目標を記入させる。
- 目標を実現するために具体的に何をするべきか:将来像・目標を実現するための具体策を考えさせ書き込ませる。
- 人材採用・育成 更新日:2022/12/12
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