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Matchプロセスで採用活動の質を上げる

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採用プランを実行する前に6つの事項について確認をします。

  • なにか問題が起きてもチーム内部で解決できるように計画されていますか?ほかに改善できる点がありませんか?
  • アウトソーシングもしくは請負業者を使用して処理できる役割がありませんか?
  • ポジションが満たされない場合、会社にどのような影響がありますか?
  • 採用の順序は正しいですか? 最初に満たされなければならない別のポジションはありますか? (例:その部署のメンバーを採用するために、先にマネージャーを雇う必要がありますか?)
  • 各役割の責任者が明確になっていますか?
  • この採用活動は、組織のミッションにとって絶対に必要ですか?

電話インタビューでは、職務記述書や必要スキルを書き出したリストをもとに、見込みのある候補者を探します。ここで候補者数を約半分に絞ることによって、可能性のある人たちの面接に時間を多く使えるようになり、採用活動にかかるコストも抑えられます。電話インタビューをするときのポイントを挙げてみましょう。

  • 面接の前段階のチェックなので、15分を目安に手短にする
  • この段階では、仕事の内容に関する具体的な話をせず、候補者のスキルを確認することに徹する
  • 複数の電話インタビューをする場合でも、候補者によって態度が変わらないようにする
  • シナリオをあらかじめ用意し、そのとおりにインタビューする

インタビューでは、Yes/Noで答える形式の質問はやめ、候補者が自ら話せるようにします。例えば、ピボットテーブルのスキルと、財務分析の能力が高い人材を探しているときには、次のようなインタビューをします。

  • タックスマネージャー(納税管理人)として、現在どのようにピボットテーブルを使っていますか?
  • 売掛金回転期間を短くすることを任されたときのことを教えてください。どのような行動をして、どのような結果が出ましたか?

電話インタビューの結果、見込みのある候補者を集め面接を行います。面接の準備段階で質問をあらかじめ用意し、採用チームの中でロールプレイングを実施して練習しましょう。ロールプレイングをしながら、求める回答が得られるように質問を調整します。

面接で効果的に候補者の本来の姿を引き出すには、コミュニケーションも大切です。面接官は、面接中の態度にも気を使ってください。

  • 質問をあらかじめ書き出し、台本を作っておく
  • 面接のときに、候補者の名前を繰り返し呼ぶ
  • アイコンタクトをする
  • ノートを取る
  • 相槌をいれたり、相手の話にうなずいたりすることで、関心を持っていることを表す

時代によって仕事に対する考え方や取り組み方が変わっています。まず、世代による違いを理解することが人材の定着率を上げる近道です。そして、職場に次の5つを用意します。

  • 明確な任務と目的
  • 柔軟性(および多様性)
  • 開かれたコミュニケーション
  • 報酬と承認
  • 教育と成長

採用にかかった費用に対して効果がどれくらい表れているか3つの基準から確認します。

  • 間違った人材を採用せず、コスト節約につながったか。
  • 人員を増やしたことによって、実際の利益や効率性が上がったか。
  • 組織の文化や企業精神によい影響を与えたか。

書籍情報

Match: A Systematic, Sane Process for Hiring the Right Person Every Time
Dan Erling (著)
Wiley; 1版 2010/12/1
ISBN-10: 0470878983
ISBN-13: 978-0470878989ISDN

  • 人材採用・育成 更新日:2019/01/24
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