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仕事にまつわる9つの嘘

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  • 嘘その1 人はどの企業で働くかを気にする
  • 嘘その2 優れた計画を立てることが重要
  • 嘘その3 よい企業にはカスケード型の目標がある
  • 嘘その4 優れた人材は均整がとれている
  • 嘘その5 部下はフィードバックを望んでいる
  • 嘘その6 人はほかの人を正確に評価できる
  • 嘘その7 人にはポテンシャルがある
  • 嘘その8 仕事と生活のバランスが最も大切である
  • 嘘その9 リーダーシップが重要である

エンゲージメントが高く生産性のあるチームでは、チームメンバーが次の8つのことに満足できています。チームリーダーは、メンバーがこの8つに満足できているかアンケートや面接などで確認するようにします。

  • 企業が掲げるミッションが素晴らしいと信じている
  • 職場では、自分に何が求められているかはっきりと理解できている
  • チームの中では、自分の価値を認めてくれる人に囲まれている
  • 自分の強みを仕事に生かせる機会が毎日ある
  • チームメイトが自分の支えとなってくれる
  • 自分がよい仕事をすれば、それが認められると分かっている
  • 企業の未来を信じている
  • 職場には、いつでも成長のためのチャレンジがある

ミレニアル世代がコンスタントなフィードバックを望んでいるという話題が、ビジネス書やウェブメディアにあふれています。また、メンバーにネガティブなフィードバックをきちんと伝えることがチームリーダーの役割であると思っている人もいるかもしれません。しかし著者によれば、部下はフィードバックを必要としていません。ネガティブなフィードバックよりも自分に注意を向けてもらいたいと思っているのです。

調査によれば、ポジティブな注意を向けることは、ネガティブなフィードバックをすることよりもチームのパフォーマンスを高くする効果が30倍あることを示しています。もちろん問題が起きている場合は解決しなければなりませんが、チームメンバーの強みを生かして上手くいかない部分を埋められるようにアドバイスするほうが効果的です。もしチームメンバーが問題を抱えて相談をしてきたら次のように伝えてみましょう。

  • まず現在について。上手くいっていないことにフォーカスするのではなく、上手くいっていることを3つあげてもらいます。
  • 次に過去について。過去に現在起きているような問題をどのように解決したか尋ねます。
  • 最後に未来に目を向けます。「いま何をすればいいか、もうわかっていますか?」とチームメンバーがすでに決定をしていると仮定した質問をします。こうするとチームメンバーが自分で解決策を見つけることを手助けできます。

人はほかの人を正確に評価できません。言い換えれば能力や性格を数値で表すことは不可能です。もし「この人は戦略的思考ができる人である」と推測した場合でも、その能力を正しく10段階評価することは難しいことではないでしょうか。能力に対してレーティングを出す測定方法では、評価を出す人の裁量に頼ってしまいデータに不純物が含まれます。その結果、正しいデータは得られません。

しかし、人は自分の経験であれば正確に評価することができます。ある人のパフォーマンスを10段階で測定するのではなく「絶対に成功させなければいけない場面で、あなたはこの人に仕事を依頼しますか?」という質問であれば、その回答には信頼性があります。ほかにも信頼性のある評価を出すために次のような質問が役に立ちます。

  • このチームメンバーと一緒にできるだけ多くの仕事をしたいと思いますか?
  • このチームメンバーについて、すぐに報告しておいたほうがいいパフォーマンス上の問題があると思いますか?
  • もしあなたに権限があったら、今日この人を昇進させますか?
  • 労務・制度 更新日:2020/07/09
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