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富士通のキャリア採用 ~ダイレクトリクルーティング強化への取り組みについて~

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富士通は、目指す姿として「IT企業からDX企業へ」という姿を掲げています。DXとは、デジタルデータを活用して、世界に色々な変革をもたらしていくことを指します。

そして、2020年の5月に社長の時田より発表されたのが「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」という富士通のパーパスです。

そして、「社内外の多彩な人材が俊敏に集い、社会のいたるところでイノベーションを創出する企業へ」。これが富士通のありたい姿です。

最近、富士通が発表した「ワークライフシフト」のコンセプトは、「リアルとバーチャルの双方で常に繋がっている多様な人材が、イノベーションを創出し続ける状態を作る」ということ。ニューノーマルな世界で、働くということだけではなく仕事・生活をトータルにシフトし、ウェルビーイングを実現していくことを目指しています。

この目標を達成するために、「固定的な場所や時間にとらわれないような仕組み」や「社員の高い自律性と信頼をベースにした制度」などの実現に向けて取り組んでおります。

富士通の中から

適所適材ということで、まずは従来のように、社内で最適な人材をアサインする方法です。

富士通グループの人材から

富士通グループの中から、一番そのポジションを担うのに最適な人材を探していく。これを実現するための「グループワイドポスティング制度」についても、後ほどご説明します。

富士通グループの価値観に近い人材(Fujitsu Fan)から

富士通グループの社員ではなくても、富士通と同じような価値観を持っている人たちの人材プールを作り、その人達に対して「新しくプロジェクトが始まったから一緒にやらないか」というように誘う。これをいかにスピーディーに実現できるかというタレントプールの仕組みも考えています。

普段は社外にいるけれど富士通に近い存在、という人材をある程度集めていく必要があると感じています。

富士通グループ外から

積極的なキャリア採用により富士通グループ外から人材を採用していくことにより、人材流動化の中の輪に入って、グループの外からも人材をアサインしていくことを目指しています。

データの利活用

データの利活用は重要ですが、それだけで優秀な人材は定義しきれない面もあります。選考過程でのAI活用も進めてはいますが、人と人のコミュニケーションも重視しています。AIの利活用は今や必須ですが、一緒に働く仲間は「人」がしっかり選んでいく。これを大切にしています。

データを分析してみると、ちょうど今年の結果では、「キャリアを自ら勝ち取ってきた人」というのは、社内でのエンゲージメントが非常に高いということが分かっています。富士通の中でもポスティングやキャリア採用で動いている人は、やっぱりエンゲージメントがとても高いと感じています。

また、リファラル採用でリクルーターをしているような人も、やはりエンゲージメントが高いです。誇り・推薦・やりがい・成長実感・リソースなどの項目で、富士通社員全体の平均と比べても高いエンゲージメントが確認されています。社外に富士通をアピールすることで、より富士通を好きになっていき、そこで相関性が出ているのではと考えています。

このように、データをいろいろ分析していく中で、「やはりキャリア採用・ポスティングが重要だ」ということが分かりました。こういったデータを使って経営層に施策の重要性や効果をアピールしていくのも重要だと考えています。

選考プロセスのデジタル化

選考プロセス全体をデジタル化していきます。今は、最終面接でも基本的にはWebだけで完結させています。手続きも全てオンライン上で、紙を使わずにおこなうなど、デジタルで効率化しながら、一方で人を大事にしていく。これを両立することで、応募者や入社者の「カスタマーエクスペリエンス」の向上を実現していきたいと考えています。
  • 人材採用・育成 更新日:2021/03/03
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