新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種の就職・転職情報サービスを行う株式会社 マイナビ（本社：東京都千代田区/代表取締役社長中川信行）は、2017年卒外国人留学生の採用状況に関する企業調査を行いました。このたび結果がまとまりましたので、ここに発表させていただきます。

2017年卒の外国人留学生採用は、「採用した（する予定）」18.2％と「採用できずに終了」4.0％を合計して22.2％で実施されている。従業員数別にみると、「採用した（する予定）」が多いのは5,000人以上の企業で70.0％、3,000人以上～4,999人で40.0％という結果となっており、4,999名以下の従業員規模だと、5割以上が「採用していない」と回答している。

「予想以上に活躍している」が2.7％、「十分に活躍している」が41.8％と、「普通」29.7％を上回っており、就業現場で十分に活躍できていることがわかる。一方、「やや不満」3.8％、「戦力になりきれていない」は5.5％と少数にとどまった。
また、回答者が感じた既存の社員と外国人留学生との「違い」についても確認した。「文化的な違い」が最多の64.5％、「日本語の細かな表現や敬語などの使い方」に対しては48.9％、「仕事に対する姿勢」は34.0％と、様々な「違い」が職場に生まれており、受入れの際には心配りが必要かもしれない。

2018年卒の採用については、採用予定の企業は全体で14.5％にとどまっており、製造業17.9％、非製造業13.1％である。採用予定がない企業は全体で54.1％（製造業51.2%、非製造業55.2％）で、過半数の企業では採用予定がないという結果となった。また、従業員規模別では、「採用予定がある」という割合は5,000人以上の企業は6割で、検討中の企業を上回っている。2017年卒において採用を実施しなかった企業も、2018年卒採用では「検討中」という回答が28.7％もあり、市場がシフトしていることが伺える。