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出戻り社員でもどりしゃいん

出戻り社員とは、それまで勤務していた会社を退職し、別の企業に就職してから元の会社に再雇用される社員のことである。

退職理由は問わず、会社を離れて一定期間のブランクを経た後に登用された従業員であれば当てはまる。ただし、定年退職後の継続雇用は該当しない。

近年、人材不足や働き方の多様化といった背景により、出戻り社員はポジティブに受け止められることが多く、優秀な社員の確保方法として効果的だ。
例えば、すでに実務経験があるため即戦力になる点や、企業と社員など、社風に関する理解が深いため、採用や教育のコストが抑えられ、ミスマッチによる早期離職も防ぐことが期待できる。

一方で、社外の功績は評価しづらく、再雇用時のポジションや給与テーブルによっては既存社員のモチベーションを低下させる恐れもあるため、前もって採用理由や雇用条件などを周知し、人事評価や採用に関する社内制度を整えておく必要がある。また、退職者や転職者とのコネクションを保ち、再雇用を進めやすくするアルムナイ採用の導入も効力を発揮するだろう。

更新日:2024/07/03

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