採用ブランディング（さいようぶらんでぃんぐ）
採用ブランディングとは、採用において自社の価値や文化、理念等をブランド化し、戦略的に自社の魅力を高める活動のことを指す。
企業が求める人材を獲得することを目的とし、競合する他社と差別化する点を特徴とする。
近年では人材の確保が難しくなったことで、応募数に影響を与える採用ブランディングの重要性が増している。「この企業で働きたい」と思ってもらえるような情報を戦略的に発信しファンを増やすことで、中長期的に就職先の候補となり得るのである。
採用ブランディングを導入する場合、まずは競合する企業との比較や自社分析と採用ターゲットの深掘り・明確化を行ったあと、採用活動の根幹となる採用コンセプトを決定する。その後、活用するメディアや採用手法、発信する情報などについての見直しを行い、効果測定と改善を繰り返して長期的に運用することが望ましい。
採用ブランディングは企業理念を再認識するきっかけとなるため、自社へのエンゲージメントや業務へのモチベーションを向上させる効果も期待できる。また、情報発信に共感したメンバーが入社することから、離職防止や採用コストの節減にも寄与する。
更新日：2024/07/04
