採用基準 （さいようきじゅん）
採用基準とは、企業が人材採用をするうえで「自社に必要な人材か否か」を見極めるために用いられる明確化された基準のことである。
具体的な指標と数値がセットで用いられることが一般的であり、応募者のスキルや人柄を具体的に言語化した評価軸で判断することで、採用担当の主観に左右されにくく、公平かつ効果的な採用が行われるようになる。また、評価項目ごとのポイント制にすることで、企業が求めている基準値を明確にすることができる。
中途採用と新卒採用では社会人経験やスキルなどに大きな違いがあるため、それぞれに採用基準を設けることが望ましい。例としては、即戦力を求めることが多い中途採用では、これまでのスキルや経験を重視する項目を中心にしたり、新卒採用では経産省による「社会人基礎力」に沿って、主体性や実行力など12の能力要素を取り入れた項目にしたりすることなどが挙げられる。
更新日：2024/07/04
