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学生が思う「インターンシップで話を聞いてみたい社員」とは~タイプによって異なる希望~

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インターンシップでの座談会やOB・OG訪問など、学生は実際に働いている先輩社員の話を聞き、選考を受けるかどうか検討したり、自分が入社して働いていけそうかイメージを膨らませたりします。では、学生が話を聞いてみたいと感じる社員は、具体的にどのような社員でしょうか。今回は学生のタイプ別に考えていきます。
「現在の就活準備レベルはどれくらいだと思いますか。何も準備していない状態を0点、完璧な状態を100点とし、自身に1番近いものを選んでください。」という質問への回答がこちらです【図1】。
この自己採点について、たとえば、社会人になる覚悟ができており、明日にでもインターンシップに参加できるくらい準備を重ねてきた自負のある学生が81~100点を選び、準備を始めたばかりで何から手を付ければいいか分からないような学生が0~20点を選ぶ、そのようなイメージでご覧ください。「21点~40点」を選ぶ学生が40.5%で最も多く、次いで「0~20点」が27.0%でした。平均点は30.7点で、多くの学生がまだ準備を始めたばかりで十分ではない、ととらえているようです。あくまで自己採点ですので、客観的に見れば準備ができているのに、低く見積もって点数をつけている、あるいはその逆の学生もいる可能性はあります。
この準備レベルの自己採点と、インターンシップで話を聞いてみたい社員のクロス集計結果を照らし合わせると、準備レベルに応じて話を聞いてみたい社員も異なることが明らかです【図2】。
入社1年~5年目の若手社員は全体で見ても人気が高いですが、「0~20点」の就活準備スターター学生に特に人気がありました。まずは自身と年齢の近い存在である社員に話を聞くことで、社会人生活のスタートをイメージしようとする学生像が浮かびます。そして、図の自己採点の高い学生グループへと右へ行くにつれて、「管理職」「経営層」のポイントが高くなります。回答をした時点で若手社員の話をすでに聞いた経験がり、入社直後ではなく、もっとその先のステージを見据えて活動をしている学生像が浮かびます。
ここまで学生の自己採点結果を軸に話を進めてきました。インターンシップなどを通じて自社の魅力を感じてもらい、何度も足を運んでくれるよう仕掛けるために出来ることとして、学生が話を聞きたいと思う社員をアサインすることが挙げられます。アサインが可能な場合には、インターンシップ募集の段階で「どのような社員が登壇するのか(経歴・職種など)」詳細を載せアピールすると効果的でしょう。また、どのような学生に来てほしいのかといった「学生像」についても記載をすることで、応募側の学生が「自分に合ったインターンシップだ」と感じ、応募してくれるようにもなります。この2点、社内で協力を仰ぐ際や、告知の際の参考にしてみてください。

データ出典: マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)
  • 人材採用・育成 更新日:2021/08/31
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