新しい評価方法「ノーレイティング」のメリット・デメリットとは
2018年1月に人事評価制度を刷新した株式会社メルカリ(以下、メルカリ)。会社のバリューの1つに「Be Professional(プロフェッショナルであれ)」という行動指針があり、個人のパフォーマンスを最大限に評価する新しい評価制度として「ノーレイティング」を盛り込みました。
メルカリの経営陣は「役職で仕事をしない」とよく口にするとのこと。メルカリではマネージャーは「職位」ではなく、あくまでも「役割」。そう考えているからこそ、マネジメント力に長けている社員はマネージャーの道を選び、プレイヤーとしてのキャリアを高めたい社員はその役割のまま自らの評価を上げていくことが可能です。
A評価、B評価、C 評価といったような評価制度を廃止したことで、個人のパフォーマンスが評価される仕組みが生まれました。メルカリでは、納得感を持って働ける評価が、社員のモチベーションを高めています。
ノーレイティングの評価制度を採用した代表企業として有名な日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)。一人ひとりの社員に対して2週間に1度のペースで、上司と部下の1on1を実施しています。行なっている理由は、社員に働きがいを感じながら仕事を進めてもらいたいからです。
社員には、どのように評価しているかの仕組みを公開。クライアントと自社への貢献度によって評価と給与が決まるので、とてもシンプルな評価制度になっています。そのため、社員一人ひとりがモチベーションを維持しやすい環境があるのです。
その他にも、年に1回、社員の意識調査を実施。その調査結果をもとに、より働きやすい環境づくりを追求し続けています。だからこそ、優秀な社員が育っていくのです。
- 労務・制度 更新日:2020/02/20
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