面接初心者は読んでおきたい!採用面接でおすすめの質問項目
「採用面接って、何を質問したらいいかよくわからないな。とりあえず、○○と△△を聞いておくか……」
そんな姿勢で面接に臨んだことが、あなたも1度はあるのではないでしょうか?採用面接に慣れていない人事担当者、面接官がやってしまいがちな失敗は、目的意識を持たないまま惰性で面接をしてしまうこと。しかし、そのスタンスでは、採用の成功はほど遠いものになってしまいます。
採用面接は、ただ質問をすればいいという場ではありません。一期一会の出会いの中、求職者と効率よくコミュニケーションを取り、相思相愛の相手なのかそうでないのかを判断していく必要があります。つまりその場においては、質問項目の1つ1つですら無駄にはできないのです。
今回は、どの業種・職種でもフィットしそうな、確実に押さえておきたい質問項目をピックアップしました。これらの質問を上手く活用して、採用面接を成功に導いていきましょう。
本格的な面接に入る前に、まずは相手の緊張と警戒を解くアイスブレイクを忘れずに行います。求職者から受け取った履歴書の全体に目を通し(事前に手に入るならば、前もって読んでおくと良い)【住所】【実家】【最寄り駅】【出身校】【趣味・特技】などを切り口にして、雑談のような雰囲気で質問をしましょう。
面接の冒頭で、あえて本筋とは関係のない軽い質問をすることで、求職者をリラックスさせることができます。さらに、相手に「興味を持っていますよ」というサインを送ることで、相手の好感度・信頼度を高める効果があるのです。その際には、無理矢理こじつけでもいいので、あなたと求職者の共通点を見つけ出すことが重要になります。
例えば、「◯◯ご出身なんですね。僕も以前行ったことがあるのですが、綺麗なところですよね」とか、「知り合いにも一人◯◯校出身の人がいるのですが、◯◯校は△△という校内行事があるというのは本当ですか?」など、いくつか聞いてみて下さい。
良い面接をするための必須条件は、求職者を緊張させないようまずはリラックスさせること。しかし、どうしても固くなってしまう方は一定数いるものです。
求職者が緊張しているように見えたら、できるだけ早めに採用担当が一言切り出しましょう。限られた時間の中で、相手の本音と能力を最大限に引き出すためには、緊張を解きほぐしてあげることが有効です。
面接の場で緊張してしまう人材を「不要」とするならば仕方ないですが、少なくとも緊張状態のままではその人が「通常状態でどんな仕事ができるのか」を判断することはできません。一言、声がけをしてその場の空気を和らげることで、その後の面接での受け答えがぐっとわかりやすく内容の濃いものになります。
中途採用が新卒採用と比べると成功するケースが多いのは、過去の職務経歴書の内容がそのまま入社後の仕事のクオリティに直結しやすいからです。つまり、前職までの経歴のチェックは中途採用面接では必須中の必須になります。
ただし、ここで質問の仕方は一工夫したいところ。経歴を全部ダラダラと質問してしまうと話が長くなり、焦点もボケてしまいます。だからこそ、その人が過去に一番力を入れて、本気で取り組んだ業務やプロジェクトを最大3つまでに絞り、その人の仕事ぶりを確認しておきましょう。
また、仕事を通じて何を学んだのかを説明してもらうことで、どれだけ仕事での目的意識を持って取り組めるのか、どれだけ業務を通じて成長できるかを確認することができます。
一見、使い古されたテンプレート的な質問ですが、やはり会社への志望度を確認するにはこの質問は一番使い勝手が良いです。
ここでの回答をどう見るかですが、少なくともここで「第一志望です」と言い切らなかった人は、ハッキリ「第一志望ではない」ことがわかります。なぜなら、第一志望なのに、「第一志望ではありません」と回答する人はいないからです。
求職者全員との面接が終了した後、当落線上に複数の候補者が残った場合、誰に入社してもらうかは非常に迷います。その際の1つの重要な指標として「志望度合」は大きく影響してくる場合が多いです。だからこそ、「第一志望と回答していたって、どうせ嘘だろう?」と考えて、志望順位を聞くことを省略してしまうのは得策ではありません。
日本人は、自己アピールが必要な場面でさえも、無意識に謙虚さを出して素直に懸念点や不安などをポロッと口にすることが多い国民です。特に、内勤が長かった人、エンジニア系の人材はとても素直な性格の人が多く、相手の本音を聞き出すための有効な質問となります。
誰しも新しい会社に入る前は、不安や不明点をたくさん持っています。ここで聞き出せた求職者の懸念点が妥当なものであれば、しっかりフォローアップすることで相手の好感度を高めることができます。逆に的はずれな回答をするようであれば、それを根拠に採用を見送ることができるでしょう。
ただし、この質問は外国人には通用しません。なぜなら、彼らは基本的に面接の場では自分を売り込むために猛アピールするため、不満や不安は一切口にしないからです。日本人に対して例外的に有効な質問と考えて下さい。
- 人材採用・育成 更新日:2018/06/14
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