<マイナビHR研究レポート>入社半年後の影響分析~配属先への帰属感と将来のキャリア展望の重要性~
【分析レポートの背景】
これまでの「就職活動」に関する調査は、就職活動期間中にその活動内容や心境について調査するものがほとんどでした。一方、2021年卒・2022年卒の就職活動では、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、企業・学生ともにWEB活用が進み、これまでと異なる手法での活動を余儀なくされています。更に、コロナ禍での就職活動が、入社後の新入社員にどのような影響を与えるかは現時点で予測がしづらく、不安の声も多く聞こえます。
そこで本レポートでは、2019年卒マイナビ学生就職モニターに対し、新卒入社半年後にあたる2019年10月に調査を行い、入社前との満足度変化、就職活動時や入社直後の体験や行動が「入社半年後の満足度」にどのように影響しているかを分析しました。対面コミュニケーションの減少が懸念されているコロナ禍での採用・就職活動において、学生の入社後満足度を向上するために、採用担当者は学生に何を伝えるべきか、また学生はどのような情報を得るべきかをまとめています。
総評
本調査の結果から、『配属先満足度』『社員の印象と帰属感(職場のイメージが良く・雰囲気が自分にあっていると感じる)』『将来のキャリア展望』が入社後の満足感にプラスの影響を及ぼしていることがわかりました。つまり、就職活動をする学生の皆さんには“積極的に得るべき情報”、企業の採用担当者には“ギャップが生じないよう、積極的に提供すべき情報”として何が重要なのかが示される結果となりました。
ただ、こうした情報は企業の表面的な情報と違って「入社しないとわからない」側面もあります。ほぼ全ての過程が対面であったときですら伝えづらかった“インフォーマルな情報”を、WEB活用が進むコロナ禍での活動において、採用担当者はどう伝えていくか、また学生はどのような情報に注視するかが重要になってくると思います。
レポートの詳細はこちらからご覧ください。
- 人材採用・育成 更新日:2020/11/04
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