圧迫面接という企業リスクを取らずに、採用面接で求職者のストレス耐性を確認する方法
終始やわらかい表情と態度で、答えにくい質問や厳しい質問をする。
「あなたが会社に莫大な損害を与えるようなミスをしたとしたら、どんな行動をとりますか?」といった、厳しい質問ほどやわらかい表情と優しい声で行いましょう。
求職者の意見を否定してその反応を見る。
求職者の言葉に対して、意図的に反対意見を述べ反論を待ちましょう。必要以上に大きな声を出したり、求職者を威嚇する表情をしたりする必要はありません。面接官に否定されたり、反対意見を言われたりしたことに対して、動揺したり、意味もなく興奮したりと態度が急変するような場合は、ストレスへの耐性が低いと考えられます。
今まで感じたストレスの原因と解消方法を率直に質問してみる。
もし答えない場合は、答えない理由を聞きましょう。整合性のない理由や、不安定な感情などが見受けられる場合は、ストレスに対して耐性が低い可能性があります。
威圧的なだけの圧迫面接は求職者にストレスを与え、優秀な人材を採用するために効果を発揮するとはあまり期待できません。ストレス耐性を判断するのであれば、通常の面接での質問内容を工夫するとともに、候補者の様子を観察してストレス耐性を判断する必要があります。
人材の選考において、ストレス耐性を測るために圧迫面接を行っても、候補者が企業に対して悪いイメージを持ってしまう恐れがあります。また、面接の前に何気ない質問の中で、ストレス耐性をチェックするアンケート形式の簡単なパーソナリティテストを行う方法もあります。面接をする際には今回ご紹介したような方法を用いて、ストレス耐性をチェックできる質問を用意し、候補者をしっかりと判断できるような方法で行うことが大切です。
- 人材採用・育成 更新日:2017/01/14
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