採用率(さいようりつ)
採用率とは、応募者に占める実際に採用した人数の割合(採用数/応募数×100)のことである。
この数値は業種や職種によって平均値が異なるので、単純な高低で採用活動の良し悪しを判断できないが、自社の採用活動の結果を示す一つの指標として知っておくべきだろう。
採用率を上げるメリットとしては、採用コストがかからないことや、採用活動にかかる時間・手間を削減できることなどが挙げられる。
採用率改善のためには、採用活動のフェーズごとに遷移率を確認し、遷移率が低い
フェーズでの要因分析と改善施策の実施が重要である。
具体的には、求人媒体や会社説明会で伝える情報の見直し、選考基準の明確化・面接のドタキャン対策、内定者フォローの充実などが挙げられる。各々の選考フェーズを見直したうえで採用活動をスピーディーに行うことで、応募数・書類選考通過率・面接設定率・面接実施率・内定率・入社承諾率がアップし、それに伴い採用率の改善が期待できる。
更新日:2024/07/04