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団塊ジュニア世代だんかいじゅにあせだい

団塊ジュニア世代とは、1970年代前半に生まれ、2024年時点で50~53歳になる世代を指す。
戦後復興期に高い出生率を記録した第1次ベビーブームに生まれた世代を「団塊世代」と呼び、その子どもにあたることを示す意味で「ジュニア」という言葉を付けて呼ばれるようになった。

この世代の特徴として、人数が多いため受験・就職・出世いずれも同世代と競争になったことと、経済低迷期に社会に出たことが挙げられる。特に、大卒時にあたる1991~1993年はバブル崩壊直後であり、企業に就職することができない就職氷河期が続いた。十分な学歴を持ちながらも非正規雇用を余儀なくされる場合も多く、失業率も非常に高かった。

そして、今後の社会問題として挙げられているのが「2040年問題」である。団塊ジュニア世代は同年に65歳以上を迎え、一気に高齢者人口が跳ね上がり、生産年齢人口は落ち込む。これにより医療や年金などの支出が間に合わなくなり、年金支給額が減少することによって老後貧困者が増加するとされている。この問題を解消するために、企業は定年の延長を進めているが、賃金の減少や社会保険関連の負担増など課題は多い。

更新日:2024/07/04

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