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職務記述書しょくむきじゅつしょ

職務記述書とは、職務の内容やその範囲範囲、求められるスキルなどを詳細にまとめた書類のことである。

欧米における就職活動や人事評価でよく活用されている書類だが、日本でも昨今のジョブ型雇用の広がりや、外国人採用の増加を受けて注目されるようになった。

採用活動において職務記述書を使用する場合、企業側は業務内容や求めるスキルについて詳しく応募者に提示できるため、より適性の高い人材を採用しやすくなると考えられる。

また、自社の業務に必要な経験やスキルを明確にできるため、専門性の高い人材を採用・育成しやすくなるというメリットもある。反面、さまざまな業務を広く経験させて総合職を育てたい場合には、職務記述書の活用は適していないといえる。

そのほか、業務内容が細かく明記された職務記述書があることにより、成果や達成度を客観的に評価しやすくなるため、管理職の人事評価業務の負担軽減も期待できる効果がある。

職務記述書を作成する際は、現場の意見を丁寧に聞き出し、職務の目的や範囲などを明確にすることが重要だ。作成後も経営状況に応じて内容を更新する必要があるため、そういった運用コストも考慮して導入を検討することが望ましい。

更新日:2024/07/04

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