ジョブリターン(じょぶりたーん)
ジョブリターンとは育児・介護などのため退職を余儀なくされた社員を、復職の希望があった際にもう一度雇用する制度のことである。
退職者の再雇用という意味では「アルムナイ採用」と同じであるが、転職や企業のためではなく、私生活上での都合で退職をした人を対象としているのが違いである。
労働人口が減少し続ける中、人材確保の手段として関心が高まっている。以前勤めていた人材であれば自社とのミスマッチが少なく、業務面でも即戦力として期待できるからだ。
ジョブリターン制度のメリットとしては、新入社員と比べて採用・教育コストを減らせること、ワークライフバランスを大切にする企業としてイメージが良くなることなどが挙げられる。
ジョブリターン制度を導入する際には、再雇用のルールを明確化したり、育児・介護と仕事を両立しやすい環境整備を行ったりする必要がある。また、ジョブリターン制度を社内外にアナウンスすることも、制度の利用を広めるために重要である。
更新日:2024/07/04