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第二新卒だいにしんそつ

第二新卒とは、新卒者を除く学校卒業後3年以内の者のことである。職務経験については要件に含まない。厳密な定義はないものの、厚生労働省は各企業が定義を定めるのであればそれに従い、定めていない場合は上記のように解釈している。一般的には新卒入社後、社会人経験3年未満の若手を指すことが多い。

近年は売り手市場により新卒者の採用や雇用維持が困難化していることを理由に、第二新卒採用が注目されるようになった。第二新卒採用のメリットとしては、第二新卒採用に積極的な企業はそれほど多くないため競争率が低く、採用コストを抑えられる可能性がある点が挙げられる。また、社会人としての基礎的なスキルを持っているため、採用後の育成コストを抑えられるというメリットもある。

一方で、新卒就職後3年以内に離職していることから、退職理由がネガティブな場合がある。もちろんそのなかに高い意欲やポテンシャルを持った人材もいるため、丁寧なヒアリングを通じた見極めが重要だ。

企業が第二新卒採用を成功させるには、第二新卒を専門に扱うサービスの利用や大学のキャリアセンターとの連携、リファラル採用の活用といった若年層向けのアプローチが効果的である。

更新日:2024/07/04

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