リテンション施策を検討する準備段階として、まず全社や各部門の組織状態を把握し、離職の根本的な原因がどこにあるのかを明らかにする必要があります。マイナビが提供するタレントマネジメントシステム「crexta（クレクタ）」にて、生産性や離職率と相関があるといわれる組織の“エンゲージメント”状態を診断し、課題を可視化してみてはいかがでしょうか。診断結果は各部署単位で確認できるため、人事主導の組織開発だけでなく、現場管理職が主導となり、組織状態の改善を行っていく際にも活用いただけます。

また、組織の現状分析のほかに、好業績社員に共通した特性がある人材を示唆できる機能などもあり、次世代リーダーの発掘や育成といった人材開発を手助けする事も可能です。

会社や職種とのミスマッチも主な離職原因のひとつ。特に入社後まもない時期での離職を発生させないためにも、マッチング精度の高い採用活動をおこないたいところです。そのためには、自社にマッチし活躍する人材とはどのような人材なのか、求める人物像や採用基準を明確にすることが大切。既存社員に適性テストを実施しそのデータを分析、「自社社員の特長」「活躍人材の特長」などを客観的に把握のうえ、得られた結果を採用基準として活用することで、ミスマッチ可能性が低くポテンシャルの高い人材を選抜できます。

アルムナイは、大学や学校などの「卒業生」「同窓生」「校友」を意味する言葉ですが、雇用の流動性が高い欧米企業を中心に、企業の「離職者」や「OB・OG」という意味合いも広まっています。近年では雇用形態の変化、⼈⼿不⾜、多様化する働き方など、サステナビリティ時代における経営課題を解決するための新たな人的資本として関心が高まっています。日本においても、ビジネスパートナーとしての協働やカムバック採用など、アルムナイとつながるメリットに注目する企業が増えてきており、この度8月に、マイナビから「アルムナイコミュニティ」の新サービスをリリースいたしました。


●関連リンク
アルムナイコミュニティサービス「YELLoop（エーループ）」