ピーク・エンドの法則(ぴーく・えんどのほうそく)
ピーク・エンドの法則とは、「ある出来事についての印象はテンションが最も上がった時の印象と終わりの印象で決まる」とする法則である。心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏によって提唱された。
例えば長時間並んだ末に遊園地のアトラクションに乗った場合、ピークとエンドの印象が強いため「並ぶことが辛かった」より「楽しかった」という感想になる。
ビジネスの場面においても、ピークとエンドを意識することで印象を良くすることが可能だ。例えば営業やプレゼンの場面において、一番伝えたいポイントをピークに持ってくるよう説明し、最後に再びメリットを伝えることで相手に良い印象を残したまま終えることができる。また、失敗した際にも誠実な対応をすることで、エンドの印象が良くなり評価されるという考え方にもなる。
更新日:2024/07/04