マイナビ2021年度 既卒者の就職活動に関する調査
株式会社 マイナビ(本社:東京都千代田区/代表取締役 社長執行役員 中川信行)は、2021年9月時点でマイナビ2022に登録している既卒者49,786名に対し、在学中の活動状況や現状の行動及び内定率などの活動実態の調査を行いました。Web上のアンケートで389名から得られた結果を発表いたします。
既卒者の内定率は42.4%で前年比増
既卒者の現在の内定状況を見ると、現在内定を「保有している」と回答したのは42.4%で、前年の34.4%から増加。コロナ禍前である2019年度調査の43.3%まで回復しつつある。 内定獲得後の今後の活動予定については、「内々定先に満足したので終了する(している)」が73.8%にも上り、前年比21.1pt増となった。その他の「内々定先に不満ではあるが終了する(終了した)」「内々定先に不満なので続行する」「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」の割合も前年比減となり、内定保有率、内定先への満足度ともに前年より大きく改善した結果となった。
「新卒枠なのか、中途枠なのか」自身の立場に悩む既卒者も
卒業後の活動で「大変だったと思うこと」(複数選択)では、「既卒者の募集が少ない」が最も多い回答だった。ついで「既卒者として活動している理由を聞かれる」、「既卒者としての活動の仕方がわからなかった」、「既卒者募集をしている企業が探しづらい」などが続いた。 また「新卒の就職サイトに登録して活動していいものか迷った」、「転職サイトなどの第2新卒採用や中途採用の募集に応募していいものか迷った」という、自身が新卒なのか中途なのかという区分に関する迷いを示す回答も30%超という数値となった。2020年に新型コロナウイルスの感染拡大に際して、改めて「卒業後3年以内の既卒者は新卒枠としての応募を」という政府からの要請がアナウンスされたが、既卒者として実際にどのように活動すればいいのか、新卒と中途のサービスの違いや利用の可否などについて十分な理解が進んでいない可能性もある。 「在学中の就職活動に比べて卒業後の就職活動では活動量に変化はありましたか」という質問に対して「活動量が減った」と回答した人で、その理由として「サイト利用できる事を知ったのが8月後半からでスタートダッシュが遅かった為」という回答した人もおり、新卒向けサービスを利用できるかどうかについて、悩みながら活動を行っていた既卒者が存在している状況が見て取れる。
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