社会人インターン(しゃかいじんいんたーん)
社会人インターンとは、社会人が勤め先と異なる企業で業務の体験をするプログラムである。
日本では学生向けのインターンシップが主流であるが、近年は社会人向けのものも増えている。その背景としては、キャリア観の多様化により、自社以外の企業・業界・職種への関心が高まっていることが挙げられる。定年が伸びて自らのキャリアパスを模索する人が増えたことや、働き方改革で兼業・副業を容認する流れになったことが影響していると考えられる。
また、企業が社会人インターンを行う利点は三点存在する。
一点目は、人材を確保するチャンスが生まれる点である。人材不足が社会的な問題となる中、自社に興味を持つ人材と接触できる機会は貴重である。
二点目は、入社後のミスマッチを減らすことができる点である。実際に参加者に働いてもらうことによって、企業と参加者の相性を双方ともに事前に確認することができる。
三点目は、現社員への良い影響が期待できる点である。外部の人材と交流することで、現社員が刺激を受けて、新しいアイデアを生み出す可能性がある。
以上のような利点から、効果的な採用手法として社会人インターンへの関心が高まっている。
更新日:2024/07/04