サイレントお祈り(さいれんとおいのり)
サイレントお祈りとは、採用選考における不合格者に対して、不採用通知を送らずに放置している状態を指す俗語である。
この「お祈り」は不採用通知で見られる一文が語源とされる。
一般的な採用活動では書類選考や面接後に不採用通知が送られるが、時間や手間のカット、通知ミスの防止といった理由でサイレントお祈りを行う企業もある。
サイレントお祈りは、多くの時間や労力を費やして選考に参加した応募者への心象が良くないため、企業のイメージダウンにも繋がりやすい。また、不採用者がクライアントとなった場合、選考後の印象次第で顧客損失を招く恐れもある。そのため、不合格者にも誠実に不採用通知を出すことが望ましい。
やむを得ず不採用通知を出せない場合、事前に合格者にのみ連絡する旨を明示し、不採用通知を出さない理由を説明するなどで、サイレントお祈りに関するトラブルを減らすことができる。
更新日:2024/07/04