エントリー増の正攻法を押さえ、採用目標人数300名を達成
経営戦略実現のためにも、採用人数の達成が不可欠
— 今日はよろしくお願いします。早速ですが御社の新卒採用について、これまでの状況や感じていた課題を教えてください。
竹田さん: 当社は300名という採用目標人数を、ここ数年、毎年掲げています。この達成が、私たち新卒採用チームの毎年の一番のテーマです。
というのも小売業の場合、社員が増えなければ店舗数を増やすことができません。当社は2035年までに食品強化の新業態を200~300店舗出店することを目指していますので、この目標達成のためにも、まとまった人数を採用することが至上命題なのです。
— 採用人数の確保が主題ということは、エントリー数を増やすことを主眼とした戦略を取っていらっしゃるのですか?
竹田さん: そうです。そのため、やはり学生の利用率No.1であるマイナビをメインで利用することは絶対条件だと考えています。
— マイナビではどのようなサービスを活用されていますか?
篠原さん: マイナビ20XXへの掲載はもちろん、合同企業説明会への出展やハイブリッドDMの送付、あとは特設ページの掲載も行っています。
エントリーを増やすためには、直接学生と出会う数を増やすことと、WEB上で発見してもらうための施策を行うことの2軸が大切だと考えています。前者が実現できるのは、やはり合同企業説明会ですね。マイナビの合同企業説明会は、出会える学生の数が他社のものと比較して格段に違います。ここで出会った学生とコミュニケーションを取り、単独の企業説明会や面談につなげています。
後者に関しても、やはりエントリーへの入り口であるマイナビの媒体内でどれだけ学生にアプローチし、興味を持ってもらえるかを主眼に置いています。当社は今年マイナビ内に特設ページを開設したのですが、派手・ワクワク感といった「ドン・キホーテ」らしさを前面に、かつ、企業理念や働く場としての魅力をしっかり訴求できる内容で制作していただきました。
— 特設ページを公開されてから、学生の反応はいかがですか?
竹田さん: マイナビに掲載している企業ページ全体のPV数が増えました。多くの学生に当社で働く魅力を知っていただけたという意味では、成功だったのではないかと思います。
また、当社から学生に直接アプローチできるという点では、ハイブリッドDMも不可欠です。これは、学生を特徴で絞り込み、ターゲットとしたい学生に直接メールを送ることができるサービスで、当社はインターンシップ期に活用しています。
篠原さん: とはいえ、一括して大量送信するのではなく、定期的に、かつその時々でターゲットを分けて送信しています。例えば小売志望層や、直近で活動履歴のある学生といった属性を選べるのは、とても良いですね。
門戸は広く、ただしマッチングの見極めはしっかりと
— ここまでエントリーを増やすための施策について伺ってきましたが、どんな基準で学生の見極めを行っていますか?
竹田さん: 当社は、いわゆる「求める人物像」を掲げて対象者を絞ることは行いません。当社の特徴は「誰もが活躍できる企業」であること。一人ひとりの個性がそのまま店舗の個性として表れることで、ドン・キホーテという唯一無二のブランドがより強化されます。しかも、当社の仕事は国内店舗だけではなく、バックオフィスやマーケティング、商品開発、海外勤務など、多岐にわたります。つまり、どんな人でもどこかに活躍の場があるのが当社の魅力であり、強みなのです。なので、門戸は広く開けています。
篠原さん: ただし、入社後のギャップによる早期離職だけは避けたいので、当社の企業理念が深まっているかどうかと、学生ご本人の志向と当社がマッチしているかは、複数回の面接や面談でしっかりと見極めています。
当社の場合、「ドン・キホーテ」という店舗のイメージが強い上、髪色やネイルなどを自由としているので、そこに引かれて志望してくださる学生も多いですね。しかし当社の本質は、「顧客最優先主義」や「権限委譲」をはじめとする企業理念にあります。これを理解し、共感してくれているかはとても大事にしています。
海外展開の拡大を見据え、インターンシップにも注力
— インターンシップは行っていますか?
竹田さん: はい。5日間のインターンシップ、2日間のワークショップ、単日のオープン・カンパニーに加え、今年から7日間の海外インターンシップを実施しています。
5日間のインターンシップは、小売業界研究を通して当社の強みを知っていただけるほか、キャリアモデル発見ワーク、店舗実務の体験、取引先企業さまとの商談への参加、役員による1on1フィードバックなど、盛りだくさんの内容になっています。当社の仕事の幅広さと、大きな裁量を持って働けることの楽しさを知っていただくためのプログラムです。
そして7日間の海外インターンシップは、シンガポールが舞台です。当社はシンガポールに16店舗を展開しています(24年12月現在)。この店舗を回って、現地スタッフに聞き込みをし、シンガポール市場で売り上げを伸ばすプランを考え、プレゼンしてもらうというプログラムです。
当社はシンガポール以外にも、東南アジアを中心に店舗数を増やしており、これら海外事業をけん引できる人材を必要としています。そのためにも、この海外インターンシップに関しては、語学力やプレゼン力、論理的思考力を兼ね備えた学生に参加してもらい、当社の海外事業の勢いと魅力を実感してもらうことに重きを置いています。実際、参加学生からの反応は非常に良く、来年も実施予定です。
— これだけのインターンシップを運営するとなると、お二方採用担当者の負担も相当なものとお見受けしますが……。
篠原さん: 実は、私たちが着任した時は5名で採用活動を行っていたのですが、現在は採用活動への注力が必要という上層部の判断もあり、15名まで増えました。この大幅な人員増によって、これだけのインターンシップの実施が可能になったという部分が大きいですね。
竹田さん: 海外事業を任せることができる優秀層と出会えたり、学生一人ひとりのフォローを手厚く行えるようになったりと、早速手応えを感じています。今後の採用活動の結果が楽しみです。
担当者との信頼関係が、臨機応変な「次の一手」を可能に
— マイナビ担当者からのフォローは、いかがでしょうか?
篠原さん: 月に2、3回は定例のミーティングを実施しているほか、電話やメールでも適宜やり取りさせてもらっています。同業他社様や昨年との比較を踏まえた進捗(しんちょく)状況、今後の見通し、今行うべき施策について、現状の課題分析とともに提案してもらっています。
竹田さん: 私が新卒採用担当に着任した時から、ずっと同じ担当者さんにフォローしてもらっているので、信頼関係はしっかり構築できていると思います。フットワークが軽く、さまざまなご相談にもざっくばらんに、かつスピーディに応じてくれるので、頼もしく感じています。今後も当社の採用成功のため、お力添えいただければと思います。