経営と人材をつなげるビジネスメディア

MENU CLOSE
1

急成長IT企業 アルトワイズの採用を変えた企業ブランディングと【マイナビ転職AGENT】の伴走支援

/news/news_file/file/artwize_main_banner.webp 3
  • 社名 株式会社アルトワイズ
    事業内容 ・システムインテグレーション事業
    ・メディア事業
    ・自社サービス開発・受託開発
    設立 2014年
    従業員数 138名 ※2026年4月現在
    URL https://artwize.co.jp/

IT エンジニアの採用競争が激化する中、企業が求める人材と出会うことはますます難しくなっている。SES(システムエンジニアリングサービス)を中心としたシステム開発事業を展開するアルトワイズもまた、急成長の過程で中途採用に課題を抱えていた企業の一つだ。エンジニアの「やりたい」「なりたい」「身につけたい」 を実現できる環境づくりや組織設計が評価され、ベストベンチャー100 やマイナビのBEST VALUE AWARDにも選ばれている、株式会社アルトワイズの代表取締役 向井崇泰氏に話を聞いた。

転換期を乗り越えたブランディング戦略

プロジェクトホールディングス(東証グロース:9246)グループ
株式会社アルトワイズ 代表取締役 / MBA / 認定心理的安全性アドバイザー
向井 崇泰氏

IT需要の拡大に伴い、エンジニア採用を取り巻く環境は年々厳しさを増している。SES業界では慢性的なエンジニア不足が続き、企業が人材を「選ぶ」時代から、企業が「選ばれる」時代へと変わりつつある。企業側が提示する条件だけでは、エンジニアは集まらない。

こうした環境の変化を受け、企業の価値観や働き方に共感してもらうブランディングを戦略的に進め、急成長を遂げた企業がアルトワイズだ。

だが、アルトワイズは最初から順調だったわけではなく、2020年頃はベンチャー企業におけるいわゆる「30人の壁」に直面していた。組織規模が30人前後に拡大すると、創業期のように社長が全社員を直接把握することが難しくなり、意思疎通のズレや組織運営の歪みが生じやすくなるといわれている。アルトワイズでも経営と現場の距離が広がり、同様の課題が表面化していた。社員が次々辞め、会社の存続が危うい状況を立て直すために、向井氏は2021年5月にアルトワイズに参画した。

まず着手したのは、組織の立て直しだった。離職が相次いでいた当時は、評価や働き方に対する不満が表面化していたという。そこでアルトワイズでは、給与体系や帰社日の運用を見直し、社員同士の交流を促す忘年会や社員旅行も実施するなど、組織の土台を整える取り組みを一つひとつ進めていった。目指したのは、社員が安心して働き続けられる環境をつくること。こうした地道な改善の積み重ねが、組織の安定化と信頼関係の再構築につながっていった。

その上で取り組んだのが、ブランディングだったという。

向井 崇泰 氏(以下、向井氏): 「まず必要だと感じたのが、会社の魅力をしっかり伝えることでした」

アルトワイズが打ち出したのが、「趣味も大切にする会社」というメッセージだ。プライベートも充実させながら働ける環境は、人間としての成長やコミュニケーション力の向上につながる。アルトワイズはその先に、エンジニアが長く安心して働ける会社の姿があると考え、仕事だけでなく個人の趣味や人生の楽しさも尊重する文化づくりを進めていった。

↑社員旅行や忘年会のほかにもサバイバルゲーム、部活動やボードゲーム会など、多彩な社内活動を通して社員の交流を深めている

また、組織づくりでは「心理的安全性」を重視。社員が安心して意見を言える環境づくりを進めていった。

そして、エンジニアの主体性を尊重する制度として導入したのが「案件選択制」だ。エンジニア一人ひとりに複数の案件を提示し、自分が挑戦したい案件を選べる仕組みを整えた。自ら選んだ仕事だからこそ責任感とモチベーションが生まれ、結果として定着率の向上にもつながっているという。

これらの制度やカルチャーづくりを通じて、同社は「エンジニアが働きやすい会社」としてのブランドを徐々に確立していき、2021年当時二十数名だった社員数は138人(2026年4月時点)まで拡大している。

成長フェーズで変わった
採用の位置づけ

急成長のきっかけは、2023年にプロジェクトホールディングスと合併し上場企業になったことだ。ステークホルダーから事業成長が求められるフェーズに入り、採用の重要性が一段と高まったのだ。

向井氏: 「当社はどれだけエンジニアを抱えられるかが売り上げに直結します。つまり、企業成長のキードライバーは社員数や定着率なんです」

それまで同社の採用は、スカウトを中心とした自社主導の採用がメインだった。2カ月に1人程度採用できればよいというペースでも、当時の事業規模では大きな問題はなかったという。しかし、上場企業グループとしてさらなる成長が求められる中で、採用スピードを加速させる必要性が生まれた。

向井氏: 「これまでのペースでは成長に追いつかない。採用チャネルを広げていかなければならないと考えました」

採用スピードと質を両立させる
マイナビの伴走型支援



こうして採用チャネルを拡大する中で、アルトワイズがパートナーとして選んだのがマイナビ転職AGENTだ。

向井氏が採用で最も重視しているのがカルチャーフィットである。企業文化に共鳴する人材と出会うためには、会社の考え方を正しく伝えることが欠かせない。そこでアルトワイズは、マイナビと連携しながら、自社の魅力を正確に届けるための取り組みを進めてきた。

その中で、マイナビのリクルーティングアドバイザー(企業担当)からの提案により、キャリアアドバイザー(求職者担当)向けの説明会を実施した。向井氏自らマイナビのオフィスに赴き、企業のカルチャーや代表の考え方を直接共有。候補者との接点を担うキャリアアドバイザーに価値観を浸透させることで、魅力をより正確に伝える体制を整えていった。

さらに向井氏が評価するのが、マイナビの分析力だ。マイナビ転職AGENTでは、採用プロセスのデータを可視化し、どこに課題があるのかを明確にする仕組みがある。

向井氏: 「マイナビさんは、採用プロセスのどこがボトルネックになっているのかを数字で示してくれるんです。例えば、書類選考から次のステップに進むまで何日かかっているか、面接の通過率はどうかといったことを細かくレポートしてくれるので、とてもわかりやすいですし、定性・定量の両面から『この部分を改善した方がいいのではないか』といった具体的な提案もしてくれます」

これらのデータ分析をもとに、書類通過率や面接通過率、選考スピードなどを振り返りながら採用プロセスの見直しを継続的に実施。アルトワイズとマイナビが情報を共有しながら戦略立案することで、一次面接までのリードタイムを短縮するなど具体的な改善につなげ、採用の精度とスピードの両立を実現してきた。

また、候補者とのコミュニケーション面でも手厚い支援があったという。

向井氏: 「候補者ごとに、『アルトワイズのどんな部分と合っているのか』『入社後にどのように活躍できそうか』といった点を具体的に伝えてくれるんです。そうしたフォローがあることで、候補者の理解や納得感が高まっていると感じています」

こうした伴走型の支援により、アルトワイズではマイナビ転職AGENTを通じて2024年に11名、2025年に8名、2026年の4月時点で既に11名の採用が決まっている。
採用人数だけでなく、入社後の活躍という点でも手ごたえを感じているという。

向井氏: 「マイナビさんは、当社の希望にほぼ合っている人材を紹介してくれます。実際に入社した社員も会社にしっかりフィットし、活躍してくれています。マイナビさんは自分がもう一人増えたかのように、採用のプロフェッショナルとして伴走してくれる存在であり、非常にプラスになっています」

アルトワイズの採用課題の分析や戦略立案、面接のプロセス調整など一連の業務を担当するマイナビのリクルーティングアドバイザーも、同社の採用支援において「企業理解」を重視してきたという。

マイナビ リクルーティングアドバイザー: 「アルトワイズ様は、趣味を大切にする文化や案件選択制など、エンジニアが主体的に働ける環境づくりを進めていらっしゃいます。そうした価値観を深く理解した上で、候補者にも丁寧にお伝えすることを意識しています」

「選ばれる会社」をつくる
ブランディングとエージェント活用

IT人材の獲得競争が激しさを増す中、企業はこれまで以上に「選ばれる理由」が求められる。自社の価値観や働き方を明確にし、それに共感する人材と出会う仕組みをどう構築するかが、採用の成果を左右する。

アルトワイズの取り組みは、有効な示唆を与える事例といえる。企業ブランディングを通じて「選ばれる理由」を明確にし、その価値を正しく伝える。そして、エージェントと連携しながら採用プロセスを磨き続けることで、採用の質とスピードを両立させてきた。向井氏は、今後の採用についてこう語る。

向井氏: 「今後も事業を拡大していく上で、採用は非常に重要なテーマです。単に人数を増やすのではなく、当社の価値観に共感してくれ、向上心、向学心がある人材と出会い続けることが、持続的な成長につながると考えています」

企業の魅力を伝えていく過程において、企業側と求職者側双方を理解し、それぞれに適切な形で価値を共有する存在が欠かせない。マイナビ転職AGENTでは、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーが連携し、企業と候補者の間に立ってその橋渡しを担っている。アルトワイズの取り組みは、こうした支援によって企業の魅力が正しく届き、採用成果につながることを示している。

  • $タイトル$
  • Q 株式会社アルトワイズ 代表取締役
    MBA / 認定心理的安全性アドバイザー / 向井 崇泰 氏

    1981年生まれ、千葉出身。東京理科大学理工学部卒
    新卒で(株)野村総合研究所に入社。
    Webエンジニアとして流通業界のシステム開発に従事。数回に及ぶ顧客のM&Aに伴うシステム統合を大きなトラブルを起こすことなく完遂。
    その後人材開発業務を経て、人・組織の側面から会社をグロースさせる道にキャリアチェンジ。2021年3月にMBAを取得。2021年5月からアルトワイズにJoin。
    当時赤字だったアルトワイズを1年で黒字化。執行役員、CHROを経て2024年1月から同社の社長に就任。

ページ上の各種情報は2026年4月時点のものです。

ご利用いただいたサービス


お問い合わせ