2017年卒 マイナビ新卒保育士採用状況調査
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種の就職・転職情報サービスを行う株式会社 マイナビ(本社:東京都千代田区/代表取締役社長 中川信行)は、保育士採用を行っている事業者に関する調査を行いました。このたび、調査回答数40社にて、2017年新卒保育士採用の活動調査に関する調査結果がまとまりましたので、ここに発表させていただきます。
◆採用予定数(全体)は「5~9人」が2割、「10~14人」が2割、
「50人以上」も1割。
2017年卒の採用予定数(全体)のボリュームとして一番多いのは、「5~9人(23.7%)」、次いで「10~14人(21.1%)」、「50人以上(13.2%)」となっている。一方、2016年卒の入職実績数(全体)をみてみると、一番多いのは、「1~4人(27.0%)」、次いで「5~9人(24.3%)」、「14~19人(18.9%)」。2016年卒の入職実績数と2017年卒の採用予定数を比較してみると、採用予定数が約1.5倍となっており、積極的に保育士の募集を行っていることが分かる。
◆採用活動の印象(全体)は、「母集団の確保に苦戦」が5割超。
「見学会などの動員に苦戦」は5割弱。
2017年卒の採用活動の印象(全体)は、「母集団確保に苦戦」が53.8%、次いで「見学会などの動員に苦戦」が48.7%と、総じて採用活動が苦戦している状況になっている。運営母体別にみると、「株式会社」以外の分類では「選考参加学生の減少」が最も選ばれている。「母集団の確保」は全体に共通する悩みではあるものの、その先にある「見学会への動員」や「選考への動員」については、運営母体別に違いの出る結果となった。
◆採用活動をする際の工夫(全体)の1位は「特定の学校訪問」、2位は「採用ホームページの作成・刷新」、3位は「採用パンフレットの作成・刷新」。
採用活動をする上で工夫していること(全体)として最も選ばれたのは、「特定の学校訪問」となっており、次いで「採用ホームページの作成・刷新」、「採用パンフレットの作成・刷新」となっている。
説明会や見学会に学生を動員する為に工夫したこととしては、「マイナビなどの就職情報サイトで告知」が最も多く、次いで「複数の施設を1日で回れるツアーを開催」、「学生が友だち同士で参加できる」となっている。
内定者フォロー(全体)は、「人事から状況確認連絡(電話・メール等で)(50.0%)」が最も多く、次いで「施設の見学(45.0%)」と「研修(宿泊を伴わないもの)(45.0%)」が続く。内定を出してから、就業させるまでの期間に、状況確認をしつつ、更に、保育園で働くイメージをもってもらえるような内定フォローを行う事業者が多いことが分かる。