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面接における注意点

面接は、学生と面接官とのコミュニケーションの時間です。限られた時間の中で面接官は学生の本音を引き出して自社が欲しい人材か、入社して働くイメージが沸くかどうかを見極める重要な役割を担います。また、面接を通して学生の入社意欲を高め、自社のファンになってもらう機会にもなります。しかし逆に言えば、学生もまた企業を見極めていると言えます。双方にとって有意義な面接となるよう、学生が面接対策を行ってくるように企業側でもしっかりと事前準備と面接スキルを身につけておく必要があります。本テーマでは、面接前・面接中・面接後の段階に応じて注意すべき点と面接のポイントをご紹介します。

1.面接前(事前準備)

●資料に事前に目を通す

提出された履歴書やエントリーシート、前回までの面接情報に目を通し、「さらに詳しく質問してみたい点」「気になる点」など面接中に確認しておきたいことを準備しておきましょう。また、面接のフェーズによって面接の重点ポイントは異なります。面接官の中で判断基準がぶれないように確認しておくことも忘れてはいけません。

●時間配分を決める

選考手法と特徴について」でご紹介しているように、選考手法によって所要時間は異なります。仮に面接時間が30分だとしても、挨拶・自己紹介などの「導入」、学生からの「質問」、合否連絡や今後のスケジュールなどの「連絡事項」の時間を設けると、面接官から学生に質問する時間は少なくなってきます。特に、複数の学生をまとめて面接する「集団面接」は一人あたりにかけられる時間が少なくなるため、入念なシミュレーションが必要です。あらかじめ、面接での確認ポイントを面接官と共有しておくことと、質問の優先順位と順番を決めておきましょう。

●面接環境を確認する

意外と軽視されがちですが、以下のポイントを確認して面接会場を手配しましょう。
・隣の部屋、廊下から声が聞こえてくることはないか
・選考段階に応じた面接場所を設定しているか
・部屋の中は清潔か、余計な資料などは置いていないか

●身だしなみや面接態度を再確認する

面接の印象で学生の企業への志望度が左右するといっても過言ではありません。最低限の身だしなみ(服装、香り、髪型)の他、以下のような態度を学生の前で出さないように意識して面接に臨みましょう。

▼ 印象の悪かった面接官

表情 態度
・笑顔がない
・興味がなさそう
・無表情
・無愛想
・足や腕を組む
・あくびをする
・寝ている
・携帯・スマホを操作する
・圧迫面接

※2017年卒 マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況

2.面接中

●学生の緊張をほぐす(あいさつと自己紹介)

面接開始と言っても、すぐに面接を開始してはいけません。まずは面接に来てくれたことについてしっかりと感謝の意を述べます。その後に、面接官自身の自己紹介(名前・部署名・肩書き)をしっかりと名乗ります。質問に入る際は、学生の緊張感を和らげるために簡単な質問から始めて、話しやすい雰囲気を作ります。例えば、履歴書に記載してある出身大学や所属するサークル活動について質問を投げかけてみましょう。

●面接官から質問する

面接の基本は「質問」と「観察」です。面接官からの質問に対する「返答内容」と面接の時間全体を通した学生の「態度(表情・声・話し方・立ち居振る舞い)」を観察して評価を行います。
質問は「現在・未来」と「過去」の2つに分けられます。特に「過去」の行動を深く掘り下げた質問を繰り返すことで、どのように関わったのか、自分はどのような役割を担ったのか、どのような成果を残すことができたのかを通して、本当に過去に取り組んだ実績に対して力があるのか、表面だけなのか判断できます。関わりが浅いテーマだった場合は、他のテーマの話題を振ってあげて主体的に関わった話を聞き出しましょう。参考までに、面接時の質問例をご紹介します。

■面接での質問についての例一覧
質問カテゴリー 質問例
自己紹介

志望動機
●氏名、大学、学部(専攻)をお願いします
●なぜその学部を選んだのですか
●大学の専攻は当社の仕事との関連性はありますか
●当社の業界を志望する理由をお聞かせください
●業界の中で当社を志望するのはなぜですか
●当社の職種ではどの職種を希望しますか
職業観

適性
●××職を志望する理由はなんですか
●当社に入って、どんな仕事をしたいですか
●なぜ、その仕事をしたいと思いますか
●当社に入ったあと、どんなキャリアアップを考えていますか
企業理解度 ●当社ホームページを見たご感想をお願いします
●当社の強みと弱みだと思うことは何ですか
●当社のどの部分に将来性があると思いますか
●当社の今後の課題は何だとおもいますか
自己PR

その他
●学生時代、最も力を入れたことは何ですか、それによって得られた成果は何ですか
●どのような課外活動を行っていましたか
●今朝の新聞を読んで興味深かった記事は何ですか
●あなたにとって就職とは何だと思いますか
●最近起きた○○についてどのようにおもわれますか

学生が質問に答えている時、面接官は相手の目を見てアイコンタクトを取る、時にはうなずく、「私のそう思います」と同意・共感を示すなどして学生に対して「あなたの話を聞いているよ」という意思表示をします。メモに集中し過ぎないよう注意しましょう。

●質問時における注意点

面接に限らず採用活動を行う中で、学生に対して出身地や本籍地を尋ねることや、特定の出身地・居住地を優遇もしくは排除してはいけません。面接の本来の目的に応じた質問のみ行ってください。例としてNGな質問をご紹介します。

■面接でのNG質問例
本籍などに関すること 本籍(出身地)はどこですか?
生まれてから、ずっと現住所に住んでいるのですか?
家族の状況に関すること ご両親の職業・勤務先を教えてください
兄弟は何をしていますか? ご両親の学歴を教えてください
家庭環境に関すること ご実家は持ち家ですか?借家ですか?
学費は誰が出しましたか?
思想・信教に関すること 支持する政党はありますか?
あなたの家の宗教は何ですか?
愛読書(誌)は何ですか?

※東京都TOKYOはたらくネット 採用と人権(面接の質問例より)
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/sodan/siryo/saiyo-jinken2016-06.pdf

3.面接後

面接官からの質問時間終了後、学生からの質問に答える時間を設けましょう。面接を通して疑問に思ったことや、事前に質問を準備してくることもあります。それらに答えることで学生の疑問が解消され、対応してくれた面接官(企業)に対して良い印象を持つとともに学生の入社意欲をより一層高められることが期待できます。最後に、合否の連絡方法と今後のスケジュール、面接に参加してくれたことへのお礼を伝えて終了です。学生を出口に誘導して退室させるところまでが面接ですので、最後まで気を引き締めて面接官としての役割を果たしてください。
学生が退室した後は面接評価シートに記入する時間、次の面接グループの資料を確認する時間、面接官の休憩時間を確保することを踏まえて、面接のタイムテーブルはゆとりを持って組むことをおすすめします。(下図参照)

時間(面接時間20分の場合) 面接対応
09:30~09:50 面接官の役割と面接ポイント確認(採用担当⇔面接官社員)
10:00~10:20 学生①
10:20~10:30 休憩・評価シート記入
10:30~10:50 学生②
10:50~11:00 休憩・評価シート記入
11:00~11:20 学生③
11:20~11:30 休憩・評価シート記入
お昼休憩
※午前と午後で面接官が入れ替わる場合は、面接ポイント共有の時間を持つ。
13:00~13:20 学生④
13:20~13:30 休憩・評価シート記入
13:30~13:50 学生⑤
13:50~14:00 休憩・評価シート記入
14:00~14:20 学生⑥
14:20~14:30 休憩・評価シート記入  ※面接終了
14:30~ 当日面接学生の評価集約・意見交換

※面接が長引く可能性があるため、休憩時間を利用した時間調整が必要な場合があります。