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企業を魅力付けする説明会とは?

1.会社説明会の目的

新卒採用活動のフローの中で会社説明会は、企業と学生が最初に接触する場となります。学生にとって会社説明会は、企業との最初のリアルな接点として、自分が情報収集した情報以上の情報を求めて「将来的にこの会社で働きたい」と思うか否かを図る貴重な時間となります。企業としても、学生が知りたいと思っている内容を自社の魅力とともに発信して「将来的にこの会社で働きたい」と思ってもらうことが重要です。会社説明会のプログラムを設計するにあたって、学生が説明会に何を求めているのかを考え、説明会が終了したときに何を感じてほしいのか、どのような気持ちになってほしいのかを企業は考える必要があります。

2.学生が会社説明会に求めるものとは?

学生を魅力付けする説明会とは?画像01「説明会の内容」「登場人物」の2つの観点から考えていきましょう。

まずは「説明会の内容」について2017年卒学生モニター調査(4月)の結果をご覧ください(左図参照)。学生が実際に会社説明会で聞いた内容と聞きたかった内容を表したものです。実際に聞いた内容の上位は「企業理念」「仕事内容」「求める能力・人物像」のように、企業研究に役立つ情報が中心になっているようです。しかし学生が聞きたいと思っている内容は「具体的な仕事内容」「社風・社内の雰囲気」「採用スケジュール」のように学生自身がその企業で働くイメージができる、あるいは今後の採用活動でどのようなステップがどれほどの期間で実施されるのかを確認できるような内容を求めており、企業が伝えたいことと学生が知りたいことに差が生まれていることがうかがえます。企業と学生それぞれが満足できる会社説明会になるよう、標準的なプログラムとタイムテーブルをご紹介します。

【1】営業職向け会社説明会

学生を魅力付けする説明会とは?画像02
採用担当・会社トップ・現場社員が登場する約2時間半のプログラムです。会社説明会に参加するまでの間、学生自身で業界研究や企業研究を行っている場合がほとんどですので、会社概要の説明ではホームページや就職情報サイトなどの広報活動では触れられていないポイントに絞って説明するようにし、「社風や社内の雰囲気」「入社後の教育研修制度・キャリアモデル」について詳しく触れるようにしましょう。よりリアルな姿をイメージしてもらうためにプログラム後半に登場する先輩社員から、入社を決めたポイントや社内の研修制度、入社後に携わっている仕事内容、これまでのキャリアについて話してもらいます。そうすることで、学生がこれまで収集してきた情報以上の話を聞けたという満足感を得られ、自分がこの会社に入社したときのイメージを膨らませることができます。

【2】エンジニア向け会社説明会

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職種別に開催する会社説明会の中でも、専門職向けの場合はプログラム内容に「工場見学」などを取り入れてみましょう。先輩社員が担当している仕事の内容を、職場の雰囲気とあわせて体感させることで、学生が抱いているイメージをリアルなものに近づけられます。
工場見学が難しい場合は、先輩社員複数名に協力を依頼して年次別・キャリア別・専門別の講演を行うプログラムも学生には効果的です。特に理系男子の場合は2~5年目の若手社員の他に6年目以上のベテラン社員にも興味を持っているのが特徴です。

学生を魅力付けする説明会とは?画像04※2017年卒 マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況

3.会社説明会運営にあたっての注意点

社内の会議室で開催する場合、初めて訪問する会社の雰囲気に緊張する学生も多くいます。
緊張を和らげるためにも、開始前から和やかな雰囲気を演出するように心がけましょう。例えば笑顔で迎えたり、企業側から学生に声をかけるだけでも十分です。
説明資料をスクリーンに投影する場合は、会場のレイアウト後方からでもスライドが見えづらくないか実際に座って確認しておきます。後方まで声が届くように、マイクのボリューム設定(マイクがない場合は声の大きさ)も調整しておきましょう。些細なことですが、学生側の目線になって話に集中できる環境を作ることも重要な雰囲気作りです。その他のポイントは以下のとおりです。

・タイムテーブルを滞りなく進めるため、本番前にリハーサルをしておきましょう。
・社内の会議室等で開催する場合は、会社の入口にも担当をつけ、丁寧な案内をしましょう。
・採用スタッフ以外の社員にも会社説明会を開催することを事前に告げ、
 学生を見かけたら挨拶できる体制にしておくことをおすすめします。
・ライバル社の悪口は特に禁物です。学生からのイメージ降下につながります。

4.話し手のスキル

満足度の低い説明会と評価される大きなポイントは、説明会で話す社員のプレゼンテーションスキルです。学生に自社の魅力をアピールしようという熱意がないプレゼンテーションは学生に伝わってしまいます。

・ホームページに書いてある内容を棒読みする
・高圧的な態度で話す
・会社の自慢ばかりする
・やる気が見えない・誠実さを感じない  など

このように受け止められてしまう会社説明会は、学生からすると「印象が悪い」と判断されてしまい、次のステップに進まなくなってしまいます。冒頭でもお伝えしたように、学生と初めて接点を持つ貴重な機会ですので、「人」を通じて会社の雰囲気や社員の様子、働く環境を伝えられるように最低限のスキルは身につけておく必要があります。例えば、以下のような振る舞いを意識して話してみましょう。

・両足に重心を置いて姿勢良く立つ
・身振り手振りを取り入れる
・学生と軽く目を合わせて話す
・椅子に座る場合は足を組まない、ふんぞり返らない

学生は、プログラム内容・会場設備・登場する社員・話し手のスキルなどを直感的に判断して企業に対して好意を抱いて志望意欲を高めたり、あるいは印象を悪くして選考に進むのをやめたりします。学生が帰る時に「この会社で働きたい」と思ってもらえるような、自社の魅力を最大限発揮できる会社説明会を設計してみてください。