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ライフスタイル調査から考える大学生への情報の伝え方

2016年12月から2017年1月にかけて、「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」を実施しました。前年に引き続き「結婚・共働き・育休取得希望」 「就職活動への両親の関わり」 などの質問に加え、本年はスマートフォンの利用を前提とした情報への接し方、コミュニケーション手法、時間の使い方なども調査しています。

今回のコラムでは、同調査を元に企業から大学生への情報の伝え方を考えています。
スマートフォンの保有率が98%とほぼ100%に近い状況で、大学生がどのようなメディアに触れ、いつ情報に接しているのか、利用動向を踏まえながらの考察です。マイナビ2018をご利用頂き、新卒採用をこれから行う企業ご担当者様におかれましては、大学生にいつ、どのように接し、どんな事を発信すべきか、今後の参考にして頂ければ幸いです。

「最近動画を見た」が86.4%「スマホ利用」は1日で3時間以上が62.4%

それでは、幾つかの注目すべきデータを 「2018年卒 マイナビライフスタイル調査」よりピックアップします。今回は大学生のスマートフォン利用時間、ソーシャルメディアの利用タイミング、動画への接触度合いに着目しました。

まず、「スマートフォンを1日のうちどの位使っているか」の質問では、男子「2時間程度」で30.2%、女子「3時間程度」が29.5%、男女全体で「3時間以上」が62.4%、「5時間以上」も17.5%と1日の中で、ある程度の時間を割いている事がわかりました。
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次に、大学生が接触しているソーシャルメディア・SNSの利用タイミングに関して、「朝起きた時」は「LINE」が47.2%と最も高く、「電車で移動する時」では「Twitter」が45.9%とLINEの25.2%を大きく上回っています。「お昼休み」では「Twitter」が41.7%で「LINE」が32.5%、「夜寝る前」は「Twitter」が37.8%で「LINE」が34.7%でした。大学生は、移動中にはTwitterを最も多く利用しており、さらに個別のヒアリングによると自分の近況報告や友人・知人の情報発信、様々なテーマで自動的に定期、不定期で発信される投稿を見て暇をつぶしているようです。忙しい朝に、LINEの利用が最も多く、必要な連絡をとりあえずとるというパターンです。
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また、「最近1ヶ月でスマートフォンを使って動画を見た大学生」 は86.4%でした。スマートフォンを利用した動画メディアへの接触は既に一般化しています。さらに、「最近1ヶ月で動画を見たサービス」については、以下の通りです。
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動画配信だけをサービスの主としていない「instagram」「Twitter」「LINE」で、女子が男子よりも 動画を見たと答えた割合がいずれも10pt以上高い結果でした。その中でも「Twitter」に関しては、男子40.8%、女子57.3%と、ソーシャルメディアの中でも動画に触れている割合が男女ともに多くなっています。

大学生へどのように情報を伝えるべきか

これらの調査結果を元に、「大学生への情報の伝え方」について考えます。
前述した「最近1ヶ月でスマートフォンを使って動画を見た」 と答えた大学生は86.4%でしたので、動画の閲覧や利用は既に当たり前の状態です。 同じく「最近1ヶ月で動画を見たサービス」 でも、女性向けの動画メディアが多くなっている影響か、特に女子において動画に触れている傾向が高くなっています。

大学生はお昼休みや、移動中にスマートフォンを利用している機会も多く、動画のような「動きのある情報」に、いつでもどこでも接触できる状態です。動画を使って具体的なイメージで情報を得る事が当たり前の大学生に対して、企業がインターネットで情報発信を行う時に「動く」「語る」「リアリティ」などは盛り込みたい要素です。

動画というフォーマットで情報を分かりやすく、動かしてしっかり伝えるということができているか、2018年卒の新卒採用が本番を迎えるにあたって企業側として改めて確認したい点ではないでしょうか。

また、上に示したように、大学生は「Twitter」 の利用機会も多く、そこで動画へ接触している割合も半数でした。Twitterは時間を狙って配信を行う事も可能ですから、既に自社のアカウントに大学生のフォロワーが多くいるような場合は、動画を届けるツール、手法として活用しない手はありません。どの動画が大学生の心に響いたか検証したい場合は、様々な種類の動画を作成し、動画専門のメディアとして大学生が90.7%と圧倒的に利用率の高いyoutubeにストックしておけば視聴回数なども一目瞭然です。

新卒採用において大学生へ動画で何を伝えるべきか

それでは、新卒採用という観点で情報の伝え方について考えてみます。

採用環境が売り手市場にある現在、大学生は福利厚生や、働きやすさなどの環境面で、より企業間での差を見つけようとします。会社での働きやすさといった話題が大学生の注目を集める中、福利厚生などの待遇面や働きやすさをアピールポイントの一つとして動画で伝えても良いのではないでしょうか。

更に働きやすさに関連した内容として注目したいデータがあります。今回の調査で、「 子育てについて育児休暇を取らない」と回答した大学生に理由を質問したのですが、男子は「育児休暇を取らなくても十分子育てに参加できると思うので」が最も割合が高く36.0%(対前年比7.0pt減)だったのに対して、女子は「育児休暇後の職場への復帰に不安があるため」が44.3%で最も割合が高く、対前年比で5.5ptも割合が増加していました。

このように大学3年生の段階で育休後の職場復帰に不安を抱いている女子大学生が前年よりも増えている状況ですので、企業としても色々な経験を超えて活躍している人の姿や情報を、より現実的なものとして、動画で分かりやすく伝える事は有効ではないでしょうか。

働きやすさや福利厚生でのアピール以外についても、社員が感じるやりがいや、企業の良さなどを、言葉で直接伝える事ができる動画の活用は、やはり効果的なはずです。

それではここまでのポイントをまとめます。

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これらの事を踏まえながら、今一度、大学生への情報の伝え方を検討してみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」ではSNSや動画メディアの利用傾向、情報源のメディア、社会問題への関心、現在の住まいやアルバイトの状況、学生生活、自分たちの世代について、社会人の働き方に対するイメージ、結婚・共働き・育休取得希望、就職活動への両親の関わり、就職活動における武器、人生において優先度の高いもの、といった内容を網羅しています。宜しければ一度、今の大学生が何を考え、どのように生活しているかを是非ともご確認ください。