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インターンシップ以外に学生が行った就活準備と、フォローの必要性

採用情報の公開からひと月が経ちました。街を歩いている就活生も多く、個別企業セミナーをはじめ、企業と学生の接触が始まりつつあることを感じます。
昨年より早い進展も予想される今年の就職活動ですが、学生はどのような準備のもと3月を迎えたのでしょうか。

「2018年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」からデータを見てみます。
まず、学生の活動として思い浮かぶのは【インターンシップ】です。この調査によれば、2月までにインターンシップに参加したことのある学生は65.2%と、前年より増加傾向にあります。

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インターンシップについては、職業観涵養や業界理解のための活動として、社会全体でも実施が広まりつつありますし、様々な議論もなされていますが、その議論はまた別の機会に残し、
今回はインターンシップ以外に「広報活動開始前に学生の行った就活準備」を探っていきます。

準備開始時期は年々遅くなっている

まず、インターンシップ以外の就活準備については、年々開始時期が遅くなっているというデータがあります。

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2年前に比べ、7月以前に開始した学生の割合が減少し、12月以降に開始した割合が10pt以上増加しています。
目線を変えて、インターンシップ経験の有無で再集計してみると、インターンシップに参加した経験の有無で準備開始時期が異なることが分かります。

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ちなみに、準備をしようと思った理由については


・就職活動に対する不安を少しでも減らすため
・早く就職活動を始めなければという焦りがあった
・自分がどんな業種に魅力を感じるのか早く知りたかった
・自分が魅力を感じる企業を早く見つけたかった

の4つで全体の8割を占めており、【漠然とした不安】の他に【自分に合う働き方(業種/企業)を知りたい】という気持ちを持って準備を始める学生がいることが分かります。
男女別に見ると、男女ともに”不安””焦燥感”の割合は高いものの、男子学生は女子学生よりも【自分に合う働き方を知りたい】という項目が高く出ており、比較的前向きな理由をもって準備を始める学生が多いようです。

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具体的な就活準備として実行した準備の内容とは

次に、「情報収集」とそれ以外に分けて、具体的な準備の内容を見てみます。
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※「情報収集」については、「インターンシップへの参加」も項目にありましたが、分類として使用しているためここでは表記しません。

情報収集については、サイトの活用をベースに、興味のある企業を事前にリストアップしておいたり、インターンシップへの参加で知見を深めたり、先輩や友人等からの情報収集(交換)をしたりすることが主流であることが分かります。SNSやまとめサイトでの情報収集はもっと割合が高いかと思いましたが、新聞やテレビに近い割合でした。就職情報サイト以外では、友人や先輩からといった生の情報を集めることに重きをおく学生が多いようです。
インターンシップ参加経験の有無によって、開始時期についても差があったので、ここでもインターンシップ参加経験の有無で分類してみました。
結果、全体で見ると
「マイナビ2018等のサイトに登録する」が最も選択され、
「マイナビ2018等のサイトで、気になる企業を探す(検討リストの活用等)
「インターンシップに参加する」
「友人や知り合いと就活や仕事の話をする」
「先輩から就活や仕事の話を聞く」
と続きましたが、
特にインターンシップ経験の有無で差が大きかった項目は

・業界研究をする
・マイナビ2018等のサイトに登録するデータを充実させる(スカウトやGPチャレンジなど)
・先輩から就活や仕事の話を聞く
・学校のキャリアセンターに相談に行く

の4つでした。

一方、情報収集以外の活動ベスト3は

・自分の長所短所やアピールポイントについて考える
・髪型を整える
・就職活動に必要な服装(スーツや靴等)を準備する

ですが、インターンシップ参加経験の有無で再集計してみると、差の大きな項目は

・就職活動に必要な服装(スーツや靴等)を準備する
・髪型を整える
・証明写真を準備する

等の、ハード面での準備が際立って高いです。

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情報収集/それ以外のそれぞれにおいて、インターンシップへの参加経験の有無で就活準備への取り組んだ内容に10pt以上の差が出た項目は
上記のように複数挙がっていますが、たとえば彼らの直接の先輩はちょうど卒業してしまったところですし、いまから1人で業界研究を行うには、他の採用フェーズの進行もあって難しいなど、3月以降に巻き返しを狙うのは難しい内容もありそうです。

過半数の学生が『準備不十分』と感じながら3月を迎えた

最後に、
調査時点(2月末)で、就職活動に対する準備ができていると感じるかという質問については
「(十分+ある程度)できている」と回答した学生は18.2%、「(あまり+全く)できていない」と回答した学生は54.6%で過半数と、準備には取り組みつつも、準備不足を感じながら就職活動の開始を迎えた学生のほうが多かったようです。こちらもインターンシップ経験の有無で分けると下図のようになり、準備に対する自信にも差が表れていることが分かります。

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最後に

学生は、2月までの準備不足を補う時間や機会の余裕がない中での活動進行となっていることが予想されます。特に、インターンシップ参加によって業界の概要や業務内容の違いが分かるようになった学生とそうでない学生では、同じ個別企業セミナーを実施したとしても、理解の深さや興味の方向が違ったものになることは、想像に難くありません。
採用側の企業としては、学生によって2月までの準備状況に個別の差がある可能性を踏まえ、これまで同様の「基本的な業界知識の共有」「詳細な企業・採用情報の提示」はもちろん、必要に応じて就職活動の基本的な知識、社会人としての基礎知識等も補って伝達すると、より丁寧で親切な好印象をもって受け入れられる可能性が高まるでしょう。
もし可能であれば、採用タームを複数設けたり、インターンシップ未参加者に補助的な情報提供の方法としてWEBセミナーの実施を検討したりしても良いかもしれません。