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【インタビュー】~就活終了学生の活動を振り返る~

6月1日、2017年3月卒業学生の就職活動における「選考」が開始となりました。
しかし、毎月の「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査」で定点調査を行っている限りでは、5月以前の期間にも、学生は非常に活発に動いている様子です。
実際、5月末時点の「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」でも、4割以上の学生が、内々定を獲得しています。
今回は、6月の初旬に就職活動を終えた学生に直接「就活開始までの行動量や心境」「自身の就職活動の流れ」等についてお話をうかがいました。
活動の一例として、ご参考になればと思います。

今回、インタビューを受けてくれたのは2名です。
Aさん:(女性) 【入社予定先として決めた業界 : 金融系 】
Bさん:(男性) 【入社予定先として決めた業界 : IT系 】
~~~質問内容~~~
  • ①先輩に、就活アドバイスとして聞いていたこと
  • ②インターンシップについて
  • ③累計エントリー社数、エントリーのタイミング
  • ④エントリーした企業のうち、ESを提出した割合
  • ⑤入社予定先の企業を受けたい! と思ったタイミングは?
  • ⑥自分の「企業探しの軸」
  • ⑦就職活動の時期(何月に何をしていたか)
  • ⑧入社を決めた理由
  • ⑨6月面接開始のスケジュールについて
  • ⑩就職活動全体を振り返って
【先輩に、就活アドバイスとして聞いていたこと】
Aさん:
業界は絞らないで活動したほうがいい。
早めに内々定を獲得できると安心できる。
面接慣れというのもあるから積極的に活動したほうがいい。
インターンシップは、参加したほうがいい。
Bさん:
あまり、先輩から就活のアドバイスを貰う機会がなかったのですが、
漫然とインターンシップに参加するよりは、自分が「やりたい」ことをして
それを面接で話した方が良いと聞きました。
【インターンシップについて】
Aさん:
夏(7~8月)1回、冬(1月、2月)2回、合計3社に各1回参加。
業界は全て金融系(銀行・保険)で、いずれも5日間以上のもの。
Bさん:
先輩のアドバイスを受けて、インターンシップには不参加。
そのぶんサークルに打ち込みました。
【累計エントリー社数、エントリーのタイミング】
Aさん:
30社くらい、3月初旬に就職情報サイトや、企業の新卒採用HPでエントリー。
あとから知った企業へのエントリーは、知人から紹介された1社のみ。
Bさん:
100社くらい。
3月初めに60~70社、4月に20~30社、5月初旬に10社程度エントリーしました。
定期的に企業を探すようにしていました。
【エントリーした企業のうち、ESを提出した割合】
Aさん:
7割くらい…20社くらい?
内容を見て、無理だ(書ききれない)と思って出さなかったものもあった。
Bさん:
100社くらいのうち3、4割だと思う。
【入社予定先の企業を受けたい! と思ったタイミングは?】
Aさん:
学内合同企業説明会で話を聞いて、初めてIT系企業に入ろうと思いました。
選考に進むうち他の企業と比較して、自分に合うのではと思った。
Bさん:
学内合同企業説明会で話を聞いて、初めてIT系企業に入ろうと思いました。
若いうちから責任のある仕事を任せられることや、 管理職になれる可能性もあるというところに惹かれました。
【自分の「企業探しの軸」】
Aさん:
もともと、「長く働きたい」「転勤はしたくない」と思っていたので、企業探しはそこから始まった。
保険業界は特に「エリア総合職」という制度がある企業が多いと聞いたため、インターンシップのときに保険業界を見た。
銀行も、支店の範囲を超えた移動がなさそうだと感じ、志望度が高くなったと思う。

―――地元の中堅企業も、転勤はないと思いますが・・・

◆Aさん:
親に説明をしやすいと思って、はじめに大手を受けた。
知らなかった企業を見るタイミングがなかった、という感触だった。

Bさん:
自分を「成長させる」ことができる環境があることは譲れない条件でした。
自分を成長させることで、責任を持ち 役職につける企業に入りたいと考えていました。
【就職活動の時期(何月に何をしていたか)】
Aさん:
A1a
A2b
Bさん:
B1a
B2b
【入社を決めた理由】
Aさん:
インターンシップの時期から人事担当の方と面識があり、信頼感があった。
インターンシップの際に「働いている人が良い」と感じたイメージが 選考でも変わらなかったため、第一志望になっていた。
Bさん:
理由はいくつかありますが、最初にIT業界に興味を持ったのがその企業だったのと、受けたIT企業の中では、最も多くの社員と話して仕事の雰囲気や社員の人柄を感じ取れたこと、その企業がNo.1 だと言える実績を複数持っていること、そしてクライアントが企業の経営層であることが多いため、業務において自分を成長させないといけない環境があることです。結果を出せば、若くても出世できるというのも魅力だと感じました。
【6月面接開始のスケジュールについて】
Aさん:
良かったかどうかを考えると「ややよかった」くらいに感じている。
一番の理由は、残りの学生生活が長く楽しめそうだから。でも、先輩たちのアドバイスとは違って、業界を絞らざるを得なかったのは良くなかった点だと思う。個別企業セミナー等についても、はじめから見ている第一志望業界ですら3月初めは早い者勝ちで予約が取りづらかった(取れなかった)のに、このスケジュールでどうやって他の業界を見ればよかったのか分からない。後悔はしていないが、他の業界も見てみたほうが良かったのかなと思うことはある。
Bさん:
もっと時間が欲しかったとは思いますが、そんなに就活を理由に追い込まれたりしなかったし、入社予定先に満足しているので、不満はありません。ただ、IT業界を中心に受けていたのですが、実は4月中旬くらいからメーカーにも興味を持ち、ESをいくつか出していました。面接にも進むことはできたのですが、結果が振るわず・・・。もっと時間があれば、業界研究や個別の企業研究ももっとできて、結果が違ったのかも、などとは考えたりもします。3月初めの時点で企業研究を進めていた業界についてであれば就活はうまくいくとしても、それより後に、志望業界を変えるには、今回のスケジュールは時間が無かったと感じます。
【就職活動全体を振り返って】
Aさん:
自分が思っていたよりもかなり早く内々定が出て、就活が終わったが、内々定を初めてもらったのが6月になってからだったので5月の末はかなり不安だった。面接は、早目から受け始めたけれど始めのうちは落ちてばかりで、5月の末くらいにようやく「こんな感じ」というのが分かってうまくいった。慣れていない状態だったら結果が出ていなかったと思う。それから、毎日、電車に乗って都市部に来るのが大変だと感じた。
Bさん:
先輩の言っていた通り、あまり就職活動には苦労しませんでした。むしろ、自分が思っていたよりも順調に内々定がいただけたと感じています。
地元の有名企業も受けましたが、大手に比べて選考が楽だったように感じたし、面接でも漠然としたことばかり聞かれ、深く追求される部分が少なかったように思います。はじめのうちは地元に戻ることも考えていたので、志望度も高く受けていたのですが、深く質問をしてもらった方が自分を良く見てくれていると感じた部分もあり、現在は東京のIT企業で働きたい気持ちが強いです。就活を振り返ると、実は3月より前に面接を受けた企業がありまして、面接で本当にボロボロだったこと、非常に厳しい評価を貰ったことが、3月以降意欲的に活動する原動力になったと思います。今は、地元に戻ってきてほしいと言う親に、東京で働くことを納得してもらえるよう説得中です。でも、親を説得できなかったときのために地元企業の内々定は返事待ちにしてもらっています。
■□■□■~インタビューを終えて~■□■□■
Aさんはインターンシップで企業について研究し、結果3月以降は比較的絞りこんだ活動を、Bさんはインターンシップには参加せず、3月以降に積極的に行動しており、それぞれに異なるタイプの就職活動だったことがわかります。
しかし、今回の就活スケジュールについては
受験する企業以外を見られなかった、途中で志望業界を変えることができなかった
(3月以降の新たな企業研究が難しかったためにうまくいかなかった)」
という感想が共通して聞かれました。
今回のインタビューでは入社意思を固めた学生に話を聞いたため、スケジュールについての「不満」という程ではありませんが、今回の変更スケジュールにおいて改善の余地がある点とも言えるかもしれません。
今後も学生の就職活動スケジュールの実態に関しては注目し、調査やインタビューの実施を通じて企業及び学生の双方にとって有益となる情報の提供をしていきたいと思います。

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