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組織として発揮すべき力

ニュースや様々なコラムで頻繁に取り上げられる“イノベーション”や“働き方改革”。
その必要性は分かっていながらも、なかなか上手くはいかないものだと実感されている方も多いのではないかと思います。

これらを成すためには、組織だからこそ発揮できる力を最大限に発揮させることが重要なのではないかと考えます。

組織だからこそ発揮できる力とは、以下の2点です。
① イノベーションを起こす力
② 個人の強みを生かし、生産性を高める力

しかし、我々は社会人になるにあたり、ほとんどの人が自然と企業に就職したり、組織に属して仕事をこなしていくことになります。組織を構成する各個人は、組織に属して働くことがあまりにも当たり前のため、組織だからこそ発揮できる力に気づかないのかもしれません。

ですが、“イノベーション”や“働き方改革”が叫ばれる今こそ、組織だからこそ発揮できる力を全員が理解し、行動しなければならないのではないかと思います。

ここからは先に挙げた、組織だからこそ発揮できる2つの力について、なぜ組織だと発揮できるのかを述べていきます。

① イノベーションを起こす力
そもそもイノベーションとはどういう意味かご存知でしょうか。
有名な経済学者であるJ・A・シュンペーターは著書『経済発展の理論』の中で「新結合」という言葉を用いて説明をしています。
要約すると、イノベーションとは、通常考えられているような「0から1を生み出す」ということではなく、既に存在するもの同士を結合させることで、新たな価値を生み出すことだと定義されています。
イノベーションを個人で起こそうとすると、その人個人が保有している知識、技術を結合させるしかありません。しかし、組織であれば、メンバーがそれぞれ保有している知識、技術をコミュニケーションにより結合させることができます。個人よりも圧倒的にイノベーションを起こせる可能性が拡がります。

② 個人の強みを生かし、生産性を高める力
当たり前のことですが、どんなに優れた人間にも弱みがあります。また、組織の目的や、実際の仕事は複雑であり、さまざまな力の発揮が要求されます。
そのような中、短い時間で高い成果を出すためには、組織内にいる人々の強みを適切に発揮して補完し合っていくことが大切です。
ドラッカーも著書『経営者の条件』の中で、「成果をあげる組織は、人間の強みを生かす。彼らは弱みを中心に据えてはならないことを知っている。成果をあげるには、人間の利用できる限りの強みを使わなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことが、組織の特有の目的である」と述べています。
また近年、ポジティブ心理学という学問においても、「強み」を活用することにより、内発的動機が高まったり、集中力が高まり、生産性が向上することが科学的に報告されています。

以上のように、組織だからこそ発揮できる2つの力が存在するのです。

ただし、これらの力を発揮させるためには、メンバーが単に意識すればいいわけではありません。
イノベーションを起こすようなコミュニケーションや、強みを生かしあう仕事の進め方をするためには、かならず上長がそれらを行いやすい環境を作る必要があります。

発信することを恐れてしまい、各人が保有している知識や技術が共有されず「新結合」が起こらない。組織の人間としての「あるべき姿」が暗黙知として存在しており、それに従わざるをえず、うまく
「強み」を活用することが難しい。このような環境であることが往々にあるからです。

組織だからこそ発揮できる力は上記のように組織風土が大きく関係しており、簡単ではありません。
しかしまさに今、組織として生き残るために必要とされている力なのです。
自身の組織ではどのようなことが障害になって力が発揮されてないか、考えてみてはいかがでしょうか。