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【リスキリング調査】リスキリングのハードルは?年収1,000万円以上だと2人に1人が経験しているにもかかわらず、「学び」が進まないワケ

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運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』が正社員800名を対象に行った「リスキリングに対する意識調査」。調査のなかで、リスキリング経験者と年収の関係、教育訓練休暇給付金制度の利用意向、リスキリングのハードル、リスキリングのメリット、リスキリングにかかった金額などが明らかになりました。

TOPICS

  • リスキリング経験者は4人に1人。年収1,000万円以上だと2人に1人
  • 「リスキリングをして良かった」約7割。メリットは「自己成長」「収入アップ」など
  • 「教育訓練休暇給付金制度※」を活用したい人は約3割。ただし、7割が「現在の職場では難しい」
  • リスキリングのハードルは「時間の確保」「費用負担」。費用の許容額は?
  • リスキリングのきっかけは「自己成長や自己実現のため」




調査概要

リスキリング経験者は4人に1人。年収1,000万円以上だと2人に1人

正社員にリスキリング経験の有無を聞いたところ、リスキリング経験があるのは全体の24.3%だった。
年収別でみると、500万円未満(「300万円未満(19.6%)」、「300~500円万未満(19.9%)」)では約2割、500万~1,000万円未満(「500~600万円未満(32.6%)」、「800~1,000万円未満(30.8%)」)では約3割にとどまる一方で、年収1,000万円以上では55.6%と、リスキリング経験者が半数を超えた。リスキリング経験と年収には一定の関連があると考えられる。

リスキリング経験者が習得したスキルのTOP3は「AI・生成AI活用」「会計・財務・簿記、ファイナンシャルプランナー」「ビジネス英語・語学・グローバルスキル」となった。年収が高い層では、生成AIやDX関連など社会の変化への対応を思わせるものや、マネジメントスキルなどの回答が比較的多い傾向も。

リスキリング経験者がどの属性に多いか見てみると、年収1000万円以上の層のほか、一般階層より役職層、中小企業より大手企業、転職未経験者よりも転職経験者に多い傾向が見られる。職種別にみると、ITエンジニア、経営企画・広報・マーケティングなど、社会の変化に即応することが求められる職種で、比較的リスキリング経験者が多いか。なお、グレーは回答数が少ないので参考値。

「リスキリングをして良かった」約7割。メリットは「自己成長」「収入アップ」など

リスキリング経験者に「リスキリングをして良かったと思うか」を聞くと、7割以上が「良かった(71.6%)」と回答した。リスキリングに臨むためには時間やコストなどさまざまな負荷が生じることが考えられるが、それでもやって良かったと思う人が多数派であることから、リスキリングを経験したことで得られたものが大きいのではないかと推察される。

リスキリングのメリットについては、「自己成長や自信が得られた(43.3%)」が最多で、「仕事の幅が広がった・役割が変わった(28.9%)」、「収入や報酬が向上した(20.6%)」が続いた。
他にも昇進や転職などのキャリアアップにつながったという声も一定数みられ、このような側面は「年収が高い人にリスキリング経験者が多い」という実態につながっている可能性も考えられる。

「教育訓練休暇給付金制度」を活用したい人は約3割。ただし、7割が「現在の職場では難しい」

2025年10月1日に始まった「教育訓練休暇給付金制度※」について、制度を活用したいと回答したのは正社員全体では29.0%だった。リスキリング経験者に絞ると62.4%と倍以上の差が見られ、リスキリング経験者は、スキルアップへの意欲が高い状態を継続していることがわかった。

一方、「リスキリングのために休暇を取得することについて、現在の勤務先でどのような反応が予想されるか」では、「会社に言い出せる雰囲気ではない(53.1%)」が半数を超え、「内心よく思われなさそう(20.8%)」と合わせると7割以上が、現在の職場ではリスキリングのために休暇を取得することは難しいと感じていることがわかった。

実際、リスキリング経験者に「どのように時間を捻出したか」を聞くと、休日や通勤時間や昼休みといったプライベートの時間を勉強にあてたという回答が多い。勤務時間中に実施した人は3割に留まり、リスキリングを奨励している企業は多くあるも、就業時間中の学びを容認し、それが許される空気が醸成できている企業は限定的であると見ることができる。

リスキリングのハードルは「時間の確保」「費用負担」。費用の許容額は?

リスキリング意向がある人に、リスキリングのハードルになるものは何かを聞くと、「時間の確保が難しい(46.1%)」が最多で、「費用負担が大きい(35.1%)」、「自己管理の難しさ(28.4%)」と続いた。前述のとおり、勤務時間内の学びが難しい場合はプライベートの時間をあてることになるが、仕事と並行して学びをすること、まして子育て世帯などとなると、容易ではないことが想像できる。

リスキリングのハードルとしてあがった「費用負担」については、リスキリング経験者の実際にかかった金額、許容額を聞いたところ、リスキリングにかかった費用は1万円未満が最多。また、経験者の約6割が教育訓練給付制度など、申請することで政府や自治体がリスキリングにかかった費用の一部を負担してくれる制度を活用している。

今後かけても良いと考える費用は、リスキリング経験者と未経験者で大きく差がついた。「費用をかけたくない」の回答について、経験者は約1割だが未経験者は7割超の結果に。リスキリング未経験者で、費用負担が足踏み材料となっている人は少なくないと考えられる。

リスキリングのきっかけは「自己成長や自己実現のため」

リスキリングをしたっかけを尋ねると、「自己成長や自己実現のため」が1位。また、年収アップやキャリアアップを見据えた回答も上位で、スキルが年収につながるという意識が一定数あると見られる。

また、「現在の勤務先に囚われないキャリア形成を目指すため」という回答も2割程度あり、自由な働き方を選んだり、人生百年と言われるなかで長く働き続けることを見据えたり、スキルを身に付けることで人生の選択肢を増やそうと考える人もいる様子。

リスキリング未経験者にやらない理由を聞いたところ「特になし」が半数超。社会人になってからスキルを身に付けるという習慣や考え方が身近ではない人も少なくないと見られる。

ほか、「時間がない」「お金がない」のほかに「評価にはつながらなさそう」など、リスキリングがプラスになるイメージを持てない層も一定数いると分かる。社内などでスキルアップを奨励していく際は、スキルをどのように評価していくのかということもセットで考えていく必要があるか。



[総評]

変化の激しい社会のなかで通用していくため、あるいは年収アップを目指して、スキルアップに意欲的な働き手は一定数存在します。しかし、仕事と私生活、そしてリスキリングをすべて両立させることは決して容易ではありません。

そうしたなか、2025年10月にスタートした「教育訓練休暇給付金制度」は、一定期間仕事を離れてリスキリングに専念するという選択を取っても賃金の一定割合が支給される仕組みです。両立の難しさからリスキリングを諦めていた人にとっては、朗報といえるのではないでしょうか。

一方で、調査結果からは「休暇を取ってリスキリングをすること」に対し、会社から好意的に受け止められないのではという不安を抱く様子もうかがえました。実際に人手不足が続く状況で、一時的であっても社員の離脱は避けたいと考える企業も多いでしょう。

しかし、スキルアップした社員は長期的に見れば事業の推進力となる可能性があります。スキルアップを望む働き手の意欲をどう受け止めるか、一人ひとりの成長をどのように応援できるかが、今後さらに注目されていくと考えられます。

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【調査概要】マイナビ転職「リスキリングに対する意識調査」
○調査期間/2025年10月3日(金)~10月6日(月)
○調査方法/WEB調査を実施
○調査対象/正社員を対象にWEB調査を実施
○有効回答数/800名(内訳:20代~50代の男性400名、女性400名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社マイナビ
ライフキャリア事業本部 サイト広報戦略部 ブランド推進課
Email:mt-brand@mynavi.jp

  • Organization HUMAN CAPITALサポネット編集部

    HUMAN CAPITALサポネット編集部

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  • 調査・データ 更新日:2026/01/21
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