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Campus Report 大学トップに聞く_vol.9 東北福祉大学

 

学びて行い、行いて学ぶ
理論と実践の融合を果たし、
広く人類の幸福を探究してほしい

東北福祉大学学長
大谷 哲夫
■1939年、東京都新宿区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科東洋哲学専攻修了。駒澤大学大学院人文科学研究科博士課程仏教学専攻満期退学。駒澤大学仏教学部教授、副学長を経て2002年に第29代学長に就任。2006年には第28代総長に。その後、國際(日中)禅文化交流協会会長、北京大学客員教授、都留文科大学理事長、曹洞宗総合研究センター所長を経て2015年から現職。著書『道元禅師 おりおりの法話』(1999年 曹洞宗宗務庁)、『永平の風 道元の生涯』(2001年 文芸社)など多数。
学問研究と実践実行を一体に捉えるのが
本学の徹底したモットー

本学は曹洞宗の専門学支校として1875(明治8)年に創立されました。現在は、福祉、マネジメント、教育、保健医療の分野にわたる4学部9学科を擁しており、人類全体の福祉(幸福)を実現するための真理探究の場として、豊かな人間関係を通して幅広い分野の知識と技術を学ぶことができます。
建学の精神に掲げる『行学一如』は、学問研究と実践実行は一体であると説いているわけですが、その根本は曹洞宗の開祖である道元禅師が残した『修証一等』という言葉にあります。禅師曰く「みな悟りを得るために坐禅をしているようだが、坐禅は悟りを得るための手段ではない。坐禅そのものが悟りそのものである」。すなわち坐禅(修行)と悟り(証悟)は一体であるとの教えを示されました。本学ではこの教えを受け継ぎ、行学一如の言葉を当てて建学の精神としています。学びて行う、あるいは行いて学ぶ。これらはどうしても乖離しがちな営みであり、特に理論(シーズ)が先行する大学にあっては行動(ニーズ)が置き去りにされる場面がいまだ多くみられます。しかし、人々の福祉と幸福を探究する本学においてそれは看過できない問題です。学問研究を通して、学んだ理論を実践によって確認・検証し、さらに理論化していく。それが本学のモットーです。実際にキャンパスでは、理論と実践のあいだを何度も行き来するなかで理論が鍛えられ、同時に実践もより深いものになっていくケースをいくつも見ることができます。

また本学の教育には、自らの利福は同時に他者の利福であるとする『自利・利他円満』の理念が根本にあります。自他は不可分にして一体であるというグローバルな世界観・人生観に由来するこの理念は、現代社会に見られるようなエゴイズムではなく、人間の真なる幸福をめざすエネルギーへと若者の力を転換させるものです。大学の日常に目を向けてみても、本学の学生は地域の方々に対してきちんと挨拶をします。宗門の大学としてはあたりまえのことですが、残念ながらすたれつつあるのが現状です。ところが本学にはしっかりと生きている。こうした互いを認め敬う「心」を、これからも大事にしていきたいと私は考えております。

継続的・複合的なリエゾン型キャリア教育で
個々の学生の「就業力」を育成

本学のキャリア教育は、自ら関わる主体性、自ら考え気づく課題発見能力、自らアクションを起こす実行力を涵養し、これらを就業力へとつなげていくことを基本としています。就業力とは、学生が自分に合った仕事を見つける力、すなわち自らのキャリアを自らの意志と思考でデザインしていく創造性でもあります。こうした力というのは、必要な情報を収集し整理する能力や人間関係を築く能力、意志を決定する能力等々の複合的な能力が備わってはじめて発揮されるものです。そこで本学では、1年次から4年次までのキャリア教育を、すべてが相互に連携する『リエゾン型プログラム』としました。
リエゾンとは「結びつき」や「つながり」を意味するフランス語です。プログラムの具体的な内容としては、まず1〜4年生までが継続的につながる「演習・実践型リエゾン」(リエゾンゼミとキャリアデザイン・インターンシップ)があり、これと連携する形で「講義・実践型リエゾン(キャリアセンター主催の各種講座・セミナー等)」と「実践中心型リエゾン(部活動やボランティア活動、各種現場実習等の学外活動)」があります。構造としては縦方向のリエゾンと横方向のリエゾンが常に関係しあう形になっており、これに外部機関・組織とのリエゾン(インターンシップ等)が加わります。学生はこうした大きなつながりのなかで自らのキャリアについて答えを探し、見つけ、そして就業力を高めていくのです。
特に入学直後の学生に対しては、初年度教育の一環として早い段階から働くことの意味やその価値、仕事を通じた生き方づくりについて問いかけ、考える機会を設けています。人間的教養を身につけるべく学問の基本を学び始めるこの時期に「人間としての自分」を理解し、「他者との関係性の中で成り立つ自分」を認識することは、まさに『自利・利他円満』の理念にふさわしいキャリア教育のスタートといえるでしょう。

東北福祉大学に学んだ誇りと自覚
それこそが学生たちのブランド

一昨年の卒業パーティーでのこと。とある先生が学生たちに「諸君らのブランドは何か」と尋ねたそうです。この東北福祉大学に学び、この日、学業を修めて卒業する君たちの象徴・シンボルは何であるかと問うたわけです。この難しい問いに学生たちはどう答えたか。なんと「私たちです」と答えたのだそうです。この話を聞き、私はたいへんに驚き、そして大いに納得しました。本学の学生はそれだけの誇りと自覚をもっているのです。例えばボランティア活動。本学ではボランティア活動を通じた地域社会貢献が半世紀以上にわたって続けられてきました。もちろん継続の歴史も素晴らしいのですが、私には、その意志が今日の学生一人ひとりの中に脈々と受け継がれていることが何にも増して心強く感じられるのです。本学の学生は、自らの学びと意志とによる「実践」が地域に暮らす多くの人たちのためになっていることに大きな誇りをもっています。まさに行学一如。学問研究と実践実行は一体であることを学生が自ら体現してくれているわけです。昨年度のボランティア参加者は総勢2,000名。例を挙げると、東日本大震災から2年後の2013年に学生を中心に発足した防災士協議会「Team Bousaisi」では、これまでに約2,400名の学生が防災士資格を取得しており、県内外の地域の防災・減災に向けた知識の普及に努めています。

「福祉」とは何か。それはすなわち「幸福」であると私は考えます。自分も、周辺の人たちも、等しく幸福に生きていくためにはどうすればいいのか――これを追い求め、理想を実現へと導く真理を探究する。それには「行」と「学」を合致させた道を進まねばなりません。来年、創立145周年を迎えるにあたり本学が定めたテーマは「あたりまえ」を、超えていく。仏教でいう三世(さんぜ/過去世・現在世・未来世)もまた然り。変化し、移ろいゆく世に「あたりまえ」など無く、これを超えることによってのみ私たちは新たな時代を目にすることができます。本学の学生が企業に馴染むのが早いのも、「現場」という常なる変化に在学時から身を置いているせいかもしれません。また近年では本学と提携する高校も徐々に増えつつあります。本学の精神と理念のもとに開花する十代の可能性にも大きく期待していきたいと思います。

 
東北福祉大学  https://www.tfu.ac.jp/

本学は『行学一如(理論と実践の融合)』を建学の精神に掲げ、福祉の理想を実現する人材育成に取り組む福祉・行政・経営・教育・心理・情報・保健医療の分野で「人間力」を学ぶ総合大学です。実践教育プログラム「実学臨床教育」「教育実践活動」「地域共創実学教育」では、現場における学び(実習)と大学における学び(講義・演習)を結びつけ、考察力や課題解決能力を備えた人材を育成します。また、1年次からキャリア教育の基礎を作る「リエゾンゼミ」を設け、コミュニケーション能力、問題発見・解決能力などの開発を行います。ICT(情報通信技術)教育にも力を入れ、全員にノートパソコンを貸与。大学からの情報や履修登録をオンラインで行うシステムを導入しています。また、就職支援に関しては首都圏の一極集中でなく、地域で力を発揮する人材の育成を社会的責任と考え、「就職力」の高い大学をめざしております。このことは、単に就職率の高さを目標とするのではなく、職業人として、また、社会人として社会で大いに活躍し、能力を発揮できる「就業力」の高い人材の育成と輩出を大切に考えています。

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