Campus Reportに関する新卒採用コラム・記事のご紹介です。

マイナビ Campus Reportに関する新卒採用コラム・記事のご紹介です。

03-6267-4577 企業様専用 : 受付時間 平日10時~17時

マイナビ採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト】

03-6267-4577 企業様専用 : 受付時間 平日10時~17時

Campus Report 大学トップに聞く_vol.11 専修大学

 

「社会知性の開発」によって
地域や社会に貢献できる
人材を育成することが使命

専修大学長
佐々木 重人
■1955年、東京生まれ。1978年、専修大学商学部会計学科卒業。1983年、専修大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(経営学)。同年に専修大学商学部の助手となり、1988年に助教授、1995年に教授へ。2013~2016年は商学部長を務める。2016年9月から現職。専門は会計史で、2011~2013年には税理士試験委員としても活躍。主な著書は『近代イギリス鉄道会計史―ロンドン・ノースウェスタン鉄道会社を中心に―』(2010年/国元書房)、共著『歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う―』(2013年/森山書店)ほか。
大学で学んだ知識やスキルを
地域や社会の課題解決に活かせる人材づくりをめざす

専修大学は、アメリカで経済学や法律学を学んだ4人の若者(相馬永胤・田尻稲次郎・目賀田種太郎・駒井重格)によって、日本で初めて経済学と法律学を共に学べる高等教育機関として、1880年(明治13年)に創立されました。4人の創立者は、明治維新後に官費や藩費でアメリカの大学へ留学したのですが、その機会を与えてもらった恩に報いるために、身につけた知識を近代日本の発展を支える次世代の育成に活かそうと、本学の前身となる「専修学校」を創立しました。そういったバックボーンから生まれたのが「社会に対する報恩奉仕」という建学の精神です。
その後、大学令に基づいて1922年に念願の大学へと昇格。現在は、経済学部・法学部・経営学部・商学部・文学部・ネットワーク情報学部・人間科学部の7学部を擁し、東京都千代田区にある神田キャンパスと神奈川県川崎市にある生田キャンパスで約2万人の学生が学んでいます。

実を言うと、1974年に本学に入学した当時、「社会に対する報恩奉仕」という言葉を真に理解するために、多少の時間を要しました。なぜなら、官費や藩費で学ぶ機会を得た創立者たちと異なり、私の学費を払ってくれていたのは両親だったからです。「私が真っ先に恩を返すべき相手は、親ではないのか」「両親ではなく社会に恩を返すとは、どういうことか」。そう自問自答していたのは、若かりし頃の懐かしい思い出です。
そこで、この建学の精神を現代的に捉え直した本学の21世紀ビジョンが、「社会知性の開発」です。社会知性とは、何を指すのでしょう。私たちによる定義は、「専門的な知識・技術とそれに基づく思考方法を核としながらも、 深い人間理解と倫理観をもち、独創的な発想により地球的視野から主体的に社会の諸課題の解決に取り組んでいける能力」のことです。つまり、大学の勉強を通して吸収した知識やスキルを地域や社会のために活かし、イノベーションを起こしていけるマインドを醸成する。それこそが、本学の存在価値であると言えるでしょう。

2020年の創立140周年に向けて
これまでの10年間でさまざまな改革を実行

「社会知性の開発」を推進していくためのキーワードは、「深い人間理解」「倫理観」「独創的な発想」「地球的視野」の4つです。私たちは2020年の創立140周年に向けて、これまで10年間にわたって新学部・学科の設置や学科改組などに力を注いできました。
まず、「深い人間理解」をめざすために、2010年に人間科学部を設置。人間の心に科学的にアプローチする心理学科と、人間に関わる社会の現象を研究する社会学科によって構成されており、人間理解を深める力を身につけることができます。さらに、文学部を7学科体制に再編。専門領域を深く学び、本質を見抜く力を養うことができます。
次に、学生たちの「倫理観」を育む目的で、2019年に文学部の人文・ジャーナリズム学科を改組。新たに、ジャーナリズム学科を設置しました。多くの人に情報を発信していくうえで、重要となるのが人として守るべき善悪の基準となる倫理観。ジャーナリズム学科では、情報と倫理のあり方について多角的に学ぶことができます。
また、「独創的な発想」を追求するため、2019年に経営学部ビジネスデザイン学科を設置。企業の持続的発展に必要となる既存ビジネスのスケールアップや、新規ビジネスモデルの立ち上げなどについて、実践的な知識を吸収することができます。さらに、2020年には経済学部の学科再編を行い、現代経済学科と生活環境経済学科、国際経済学科の3学科体制とし、経済学×独創的な発想によって、社会の課題解決を実現できる経済人の育成をめざします。
そして最後に「地球的視野」をもった人材を育成するため、2020年には新たに国際コミュニケーション学部を開設します。外国人への日本語教育のエキスパートを育成する日本語学科と、複数の外国語を身につけて国際理解を深める異文化コミュニケーション学科からなり、真のグローバル人材に近づけるカリキュラムを用意しています。ちなみに、異文化コミュニケーション学科の学生は、2年次前期に半年間の海外留学が必須に。語学力を高めると同時に、海外での生活を通して異文化への理解をより深めることが可能となります。

さらなる目標は「神保町カルチェ・ラタン」を創ること
また、生田キャンパスをデータサイエンスの一大拠点へ

創立140周年に向けて、学生たちにさらなる付加価値を提供する取り組みも進めています。神田キャンパスに誕生する、新校舎建設プロジェクトがその代表例だと言えるでしょう。2020年4月には、九段下駅近くの靖国通り沿いに、本学の新たなシンボルタワーとも言える16階建ての新校舎が誕生します。留学生や外国人教員との交流やグループワークなどができる「グローバルフロア」を設けるなど、国際色あふれる学びの場となる予定です。
それにともない、現在は生田キャンパスで学ぶ商学部が、2020年に神田キャンパスへ移転します。千葉・東京・埼玉エリアの学生の利便性が高まると同時に、既存の法学部や新たに誕生する国際コミュニケーション学部とのシナジー効果が期待できるでしょう。たとえば、商学部の学生が国際コミュニケーション学部の授業に参加することで、語学スキルを磨くことが可能です。また、法学部の学生が商学部の授業に参加することで、ビジネスの側面から法律を捉えることができるでしょう。
さらに、あくまで構想段階ですが、生まれ変わる神田キャンパスを中心に、神保町をパリのカルチェ・ラタンのような街にし、地域の活性化を実現させたいと考えています。その第一歩として、16階建ての新校舎の一階には地域の人にも楽しんでもらえるオープンテラスのカフェを設け、大学と地域が交わるコミュニケーションスペースとして開放する予定です。
これもまだ個人的なアイデアですが、今後は生田キャンパスをデータサイエンスの一大研究拠点へと進化させたいと考えています。経済学部や経営学部、文学部、人間科学部、ネットワーク情報学部などがある生田キャンパスには、データサイエンス系の研究者が集結しています。その知見を活かして企業や行政と連携すれば、「生田データサイエンス・ヒルズ」を創り上げることができるでしょう。

このように、私たちは建学の精神を受け継ぎ、地域や社会に広く貢献していきたいと考えています。同時に「社会知性の開発」によって、社会が求める人材を世の中に送り出していきたい。創立140周年は、通過点です。本学の挑戦はまだまだ続きます。

 
専修大学 https://www.senshu-u.ac.jp/
専修大学は、1880(明治13)年、経済科と法律科からなる「専修学校」として創立されました。外国語で講義することが当たり前だった当時、日本語で学べる学校の誕生は画期的なことでした。現在、東京都千代田区の神田キャンパスと神奈川県川崎市の生田キャンパスで約20,000人の学生が学んでいます。経済学部、法学部、経営学部、商学部、文学部、ネットワーク情報学部、人間科学部の7学部を擁し、2020年度には新たに国際コミュニケーション学部の誕生、経済学部の学科再編が行われます。
本学は、建学の精神である「社会に対する報恩奉仕」を現代的に捉え直した21世紀ビジョン「社会知性の開発」の具体的推進と、「学生を基本に据えた大学づくり」による積極的な大学運営を進めています。低学年でのキャリア形成支援を担うキャリアデザインセンター、資格取得をサポートするエクステンションセンター、3年次からの就職部による就職支援と、3部門が連携する「トリプル・サポート・システム」によって、多様な就職・資格・採用試験支援を行っています。また、41校の海外協定校・研修校への留学だけでなく、日本にいながら世界各国からの留学生と交流する寮内留学など、多彩なプログラムを展開する国際交流の取り組みも活発です。
大学情報