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2013年卒
マイナビ新卒採用予定調査

調査結果

2012.4.03

■採用予定数、「減らす」が3年連続減少。緩やかな回復傾向。

震災や円高不況、欧州経済危機など、日本経済に不安が残る一方、前年に続き採用回復の傾向が続いている。
採用予定数は「前年並み」が最も多く、大学院では4割、大学では6割近くが12年卒の採用数を維持する方針だ。また、「減らす」「採用なし」などは減少し、特に「減らす」は10年卒から3年連続で減少。緩やかではあるが、雇用意欲が年々回復しているようである。
また、「増やす」から「減らす」の割合を引いた数値をみても、全て「増やす」が「減らす」を上回り、前年から数値が更に伸びている。

■採用実施の理由、「経営状態の好転・既存事業の拡大」が3年連続増加。

企業が新卒採用を行う理由は、「組織の存続と強化(活性化)」が72.8%、「年齢など人員構成の適正化」が60.6%、「将来の幹部候補・コア人材の確保」が58.3%となり、依然として高い割合を維持している。
また、「経営状態の好転・既存事業の拡大」が前年比1.0pt増の24.1%となり、3年連続で増加した。また、団塊世代の労働市場からの引退や、景気回復による転職者数の増加が影響してか、「退職者の増加」も3.1pt増加し11.6%となった。

■続く厳選採用、評価基準は前年並みの厳しさで。

急激な厳選採用が進んだ10年卒採用以来、評価基準を「前年並み」とする割合が伸び続けている。今回の調査では、「前年並み」が全体で前年比6.5pt増の81.7%となり、これまでと同様厳しい評価基準を維持する企業が多いようだ。
質・量の優先度については、景気回復や広報活動期間短縮による学生の意識醸成不足などが影響してか、「徹底して質」が減少し「量よりは質」が増加した。しかし、「徹底して質」「量よりは質」の合計は全てのカテゴリで9割を超えており、依然質重視の傾向が続いている。

■採用環境の見通し、「厳しくなる」が45.3%。母集団不足やセミナー動員数に不安。

13年卒の採用環境については、「厳しくなる(非常に厳しくなる+厳しくなる)」が増加に転じ、文系は前年比19.1pt増の45.3%、理系は前年比18.9pt増の49.0%まで増加した。
厳しくなると考える理由は、「応募学生の質の低下」が48.9%で最も多かったが、目立ったのは前年比20.3pt増の47.1%まで伸びた「母集団(エントリー数)の不足」や、前年比11.8pt増の28.5%となった「セミナー動員数の不足」である。特に上場企業では、母集団の不足を51.6%、セミナー動員数の不足を31.8%が訴えており、予定通りの採用人数を確保できるか不安が残る。

■エントリー数、上場企業を中心に減少。

2月時点のエントリー数は、就職情報サイト、企業ホームページ共に減少に転じた。「(大幅に+やや)減少した」と回答した割合は、就職情報サイトからのエントリーが全体で前年比18.1pt増の48.2%、企業ホームページからのエントリーは前年比2.9pt増の25.4%となった。中でも、上場企業の減少が目立ち、就職情報サイトからは57.3%、企業HPからは33.0%が「減少した」と回答している。

■採用スケジュールは後ろ倒し、採用活動の終了時期は「前年並み」が減少、「短期化」「長期化」が増加。

広報活動開始時期の後ろ倒しに伴い、採用スケジュールも12年卒に比べ遅れる傾向にあるようだ。
採用情報の公開やエントリー受付開始は2ヶ月遅れの2012年12月開始が最も多く、例年なら10月頃から徐々に増え始めるオープンセミナーも、今回の調査では12月開催が目立つ。また、面接のピーク期である3~4月の開催も前年比3.1pt減少し、非上場企業を中心に後ろ倒す傾向がみられる。
採用活動終了の時期においては、6月までに終了する割合が前年比9.7pt減の42.6%に留まった。秋採用や通年採用を考慮してか、終了時期を9月以降に設定した上場企業は前年比15.8pt増の32.6%。全体的にスケジュールを後ろ倒す傾向がみられる。

採用活動期間の短期化、長期化について予測してもらったところ、最も回答が多かったのは「前年並み」の56.7%だったが、「短期化する」「長期化する」が共に増加した。震災の影響が長期化を促した前年に比べたら短期化するという企業、また採用予定数の確保に苦戦し長期化すると考える企業など、予測が分散した。

■Facebook、twitter等、ソーシャルメディアに対する関心は75%が消極的。

今期採用のソーシャルメディア(Facebook、twitter等)に対する関心についてたずねると、「検討したが利用していない」が39.2%、「そもそも関心がない」が35.8%となり、「今期既に利用している」は8.7%に留まった。
既に利用している企業と今後利用を検討している企業に利用目的を聞くと、「学生と密接にコミュニケーションを取るため」が最多の59.9%となった。単なる広報ツールに留まらず、学生との距離を縮める目的があるようだ。

しかし、ソーシャルメディアの利用に消極的な声も多い。利用していない企業の主な理由は「人員的な余裕がない(手間が増える)」である。利用には相応の手間が必要であり、レスポンスの有無やスピード次第でイメージ低下になりかねない。また、「効果が見込めない」とする企業も34.0%にのぼる。利用に必要な知識や手間を上回る「明確な効果」が見えないのも、今後のソーシャルメディア利用の大きな課題となりそうだ。

 

調査概要

調査名 2013年卒マイナビ企業新卒採用予定調査
調査目的 2013年卒新卒採用活動の実態と傾向の把握、及び今後の推移分析
調査方法 1)回答用紙をFAXにて返却
2)新卒採用人事担当者のための採用支援サイト「マイナビ採用サポネット」掲載の
WEBフォームへ入力
調査期間 2012年2月3日(金)~3月8日(木)
アンケート送付対象 新卒採用実績のある国内 7,994社
回答 1,558件(上場 282社 / 非上場 1,276社  製造 545社 / 非製造 1,013社)


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