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2016年卒の学生間で流行した「就活用語」とは?

投稿日:2015年11月30日

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 今年も、あと1ヶ月となりました。年末は、「今年を象徴する●●」がニュースに上がるタイミングでもあります。就職活動に関しても、今年はスケジュール変更という大きな変化がありました。そんな中で、今年を象徴する「就活ワード」について学生に聞きました。

設問文    あなたの周りで流行った「就活用語」はありますか。あれば、用語と意味を教えてください。
複数ある場合は3つまで教えてください。
質問対象  マイナビ2016年卒 学生就職モニターに自由記述で回答依頼
調査期間  2015年10月28日~2015年11月1日
調査方法  WEB上のアンケートフォームより回答
回答結果  486名から647回答

 今回は、16年卒学生の間で流行した「就活用語」について、用語の意味や使われ方をまとめてみたいと思います。まずは、記入された数の多かったものをランキング形式で見てみましょう。自由記述で回答してもらったため、

・『読み』が同じ
・略称、または略す前の単語であり、同じ意味を持つ
・同じ単語で始まる複合語であり、単語と同じ意味を持つ

であれば、同じ言葉として数えてあります。


1位  『サイレント』   136票
【読み方】さいれんと
【意味】  面接や採用活動の結果がいつまで経っても来ず、合否がわからない状態のこと。合格の場合、連絡が何もないことはない(次の選考に関する連絡は来る)ので、基本的に不合格となった場合に連絡がないことを指す。
【用法】 -・お祈り -・落ち
【同義語】察しろ不合格、黙祷


 
2位  『お祈り』  126票

【読み方】おいのり  
【意味】 選考に落ちること。文章の最後に「就職活動の成功をお祈りしています」「貴殿のますますのご活躍をお祈りいたします」といった文章が付加されることが多いことから。「お祈りメール」という単語での記入も多かった。
【用法】 -・メール  -・手紙  -・される


 
3位  『オワハラ』   104票

【読み方】おわはら 
【意味】  企業が学生に内(々)定を出すとき、または出した後に、その学生に対して就職活動の終了や他社選考の辞退を強いること。
【用法】 -・された


 
4位  『NNT』    34票

【読み方】ないないてい
【意味】  内々定と無い内定をかけたもの。内々定がある人に対して内定をもらえていない人のこと。自虐的に使われることもある。
【用法】 まだ-・である
【同義語】無い内定、ノー内定


 
5位  『逆お祈り』   14票

【読み方】ぎゃくおいのり 
【意味】  学生から企業に不採用通知を真似た選考辞退のメールを送ること。
【同義語】お祈り返し
 
 今年初めてアンケートを実施したため、前年との比較はできませんが、ある程度社会に浸透しており、一般的な言葉が上位になったと言えます。

 
 次に、記入数は多くありませんでしたが、特徴的だったものについて一覧で紹介します。
 

用語 意味・用法 同義語・類義語
説明会営業 同じ企業の説明会に何度も顔を出すこと。
説明会に数を稼ぐためだけに行くこと。
スタンプラリー
頂上登山組 内定を持ったまま就活を続けている人のこと。
エレオク エレベーターまで見送られること。落とす学生に丁寧な
対応をするという噂から、人事担当にエレベーターまで
見送られると選考に落ちているという意味を含む。
リクラブ 就職活動を通して彼氏、または彼女ができること
大企業病 大企業ばかりを受験すること。
一般的な「大企業病」と意味が異なる。
大手病
キチョハナカンシャ 説明会での質疑応答の際の定型句
「本日は貴重なお話ありがとうございました」の略。
ほんきちょ
●●子 ●●の子会社のこと。
 例)メー子=メーカーの子会社。
内定バッチ集め 内定をいくつもゲットして、保留しておくこと。
ボーナスステージ 既に得た中小企業の内定に十分満足しているが
大手の最終面接が残っている状況のこと。

他、「グルディス」(グループディスカッションの略称)などがありました。
 
これらの「就活用語」をふんだんに使って、会話を作ってみました。
 
A:「昨日、メー子のグルディスだったんだけど、エレオクされたから見込み薄かなー。お祈りメールが来るか、サイレントか・・・受かっていると良いなあ。」
B:「いや、『頂上登山組』が気にすることじゃ無いでしょ。私なんてまだNNTだから、内定バッチ集めに来ている人がうらやましくて・・・」
 
 
 なんとも分かりづらい文章になりました。このようにふんだんに用語が盛り込まれた会話自体が不自然かもしれませんが、使い方としてはこのような形で使われているようです。
 
 16年卒は、就職活動のスケジュールが変わり、学生を取り巻く環境も前年と異なる中での活動となりました。先輩たちのスケジュールや体験談が15年卒以前の先輩たちの就活時ほどには参考にしづらい中で、同学年の学生同士での情報共有は、活動の情報源として、例年以上に価値のあるものとなったことが推測されます。新しい使われ方や、新しい言葉が生み出されるのを今後も観察していければ、就職活動中の学生の心理や行動に関する新しい知見が得られそうです。

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